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■マスク非着用者に6割が否定的印象、9割は今後も着用を継続 708人に脱マスクに関する意識調査 [健康ダイジェスト]

 キャリアに関する研究機関「Job総研」を運営する「ライボ」(東京都渋谷区)は、新型コロナウイルス禍でマスクを着用していない人に対し、否定的な印象を持つ人が約6割に上るとの調査結果を発表しました。
 今後もマスクの着用を続けるかどうかについては、「続ける」と回答したのは全体の87・3%を占めました。同社は「周囲の動向を見ている人が多いとみられ、脱マスクが簡単でないことが推測できる」と分析しました。
 調査は5月中旬にインターネットで実施。20~50歳代の仕事を持つ男女708人に聞きました。
 仕事中のマスク着用率について、全体の83・6%が「着用している」と回答し、「着用していない」は16・4%でした。また1日のマスク着用時間については、平均8・3時間で中央値が9時間という回答結果になりました。
 現在マスクの着用をやめてもよいと思うかについて聞くと、「思う」15・6%と「やや思う」26・1%を合算した41・7%がマスク着用否定派の回答で、「思わない」36・1%と「あまり思わない」22・2%を合算した58・3%が賛成派の回答結果になりました。
 これを男女別で見ると、男性の賛成派回答が46・9%に対して、女性の賛成派回答は33・7%と差がみられました。さらに年代別で否定派の回答をみていくと、最も否定派が多かったのは50歳代の69・8%で、次いで40歳代が63・8%、30歳代が41・4%、20歳代が40・3%になり、年代が上がるに連れて否定派が多数になることがわかりました。
 今後もマスク着用を継続するか否かについては、「絶対に続ける」15・0%「続ける」33・1%「多分続ける」39・2%を合算した87・3%が、今後もマスク着用を継続する派の回答をしました。
 今後のマスク着用の是非について男女別では、「今後もマスク着用を継続する派」の男性の回答が85・1%で、女性の回答は90・6%になりました。これを年代別でみていくと、20歳代が86・8%、30歳代が85・9%、40歳代が86・3%、50歳代が最多の93・3%になり、すべての属性において8割以上が「今後もマスク着用を継続する派」の回答をしました。
 今後の脱マスクのタイミングについては、「特効薬ができてから」が48・5%で最多回答になり、次いで「感染者が一定数減ったら」が39・2%、「国の号令が出たら」が30・3%で続きました。
 マスク着用による仕事上での不便の有無については、「ある」が32・9%で、「ない」が67・1%になりました。不便している具体的な内容を聞くと「声が聞き取りにくい」が69・5%で最多回答になり、次いで「メガネが曇る」が46・9%、「マスク着用の痛み等で集中力が低下する」が43・4%で続きました。
 マスクをしていない人への印象については「関わりたくない」36・5%と「不快に感じる」25・6%を合算した62・1%がよい印象を持たない回答になり、「特に思うことはない」は34・2%の回答結果になりました。
 また、マスク非着用者を見掛けた時の対応については、「必要なこと以外関わらない」が51・2%で最多回答になり、次いで「着用を促す」が22・8%、「何も言えない」が12・7%で上位3つの回答になりました。
 回答者コメントでは、「着用はやめたいがすでにマナー化している」や「非着用は周りの目が気になってしまうので現実的に着用は心理的義務になっている」など、脱マスクを希望するができないという意見が多くみられました。
 昨今日本でも脱マスクに関する情報が多くみられるようになりましたが、現実的には周囲の動向を見ながら様子見といった意識が先行して、日本での脱マスクが簡単ではないことが推測できる調査結果になりました。

 2022年6月23日(木)

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