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■認知症の行方不明者、昨年1年で1万7636人 過去最多を更新 [健康ダイジェスト]

 全国の警察に昨年、届け出があった認知症の行方不明者は延べ1万7636人(前年比71人増)で、統計を取り始めた2012年から9年連続で増加し、過去最多を更新したことが、警察庁のまとめでわかりました。大半は無事保護されましたが、電車にはねられて死亡したケースもありました。警察庁は「自治体と情報共有を進め、早期発見につなげたい」としています。
 警察庁によると、認知症の行方不明者は昨年、男性9631人、女性8005人でした。都道府県別では大阪府が最も多い1895人で、埼玉県1875人、兵庫県1804人、神奈川県1604人、愛知腱1542人、東京都1215人などと続きました。
 1万7636人の行方不明者の年代別は、80歳代以上が9893人、70歳代は6706人で、合わせて94%を超えました。60歳代は913人、50歳代は114人だった。
 警察は捜索を行うほか、防災行政無線の放送やメール配信などで市民に情報提供を求めています。昨年以前に届け出があった人も含め、昨年中に生存した状態で所在が確認できたのは1万6977人でした。このうち、行方不明の届けがあった当日に見付かったのは73・9%。1週間以内に99・4%が見付かりました。届けから2年以上経って見付かった人も4人いました。
 一方、前年以前の届け出分も含め、450人の死亡が確認されました。電車にはねられた例のほか、山中で白骨化して見付かった人もいたといいます。
 厚生労働省によると、2012年に462万人だった認知症の高齢者は、2025年に約700万人に達すると推計されています。

 2022年6月23日(木)

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