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■指針値超すPFAS検出した東広島市の水質調査終了 市長「アメリカ軍弾薬庫が原因である可能性」  [健康ダイジェスト]

 発がん性が疑われる化学物質「PFAS(ピーファス)」が、広島県東広島市八本松町のアメリカ軍川上弾薬庫周辺で国の暫定指針値を超えて検出された問題で、同市は14日、周辺約100カ所の水質調査を終えたと発表しました。結果を踏まえ、高垣広徳市長は中国四国防衛局に対し、弾薬庫敷地内での水質調査や原因究明を求める申し入れを行いました。
 これまでに河川や水路の10カ所と、15カ所の井戸で、国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノ・グラム)を超過。いずれも流域に弾薬庫がある瀬野川水系で、すぐ近くの黒瀬川水系で指針値を上回る地点はありませんでした。
 この日の発表では、弾薬庫内から敷地の外に向けて排出している水を採取して調べると、指針値の72倍に当たる3600ナノ・グラムを検出したことも明らかになりました。
 高垣市長は、「弾薬庫の上流部では汚染は確認されておらず、原因が弾薬庫に由来する可能性が高くなった」との考えを示しました。
 市は今回の結果を基に、13日、地下水や環境問題の専門家による「調査検討委員会」の初会合を開催。「弾薬庫が原因である可能性が強まった」との評価を示す委員がいた一方、「継続した調査が必要」との慎重な意見もありました。
 市は今後、定期的な調査を行う地点を決め、監視を続けます。

 2024年3月15日(金)

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