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■小林製薬、紅麹原料を約50社に供給と発表 うち2社が製品を自主回収 [健康ダイジェスト]

 小林製薬は24日、健康被害の恐れがある「紅麹(べにこうじ)」について、飲料や食品メーカーなど約50社に供給していたと明らかにしました。日本酒や菓子への使用を想定し、食品原料を扱う商社を通じて2016年から販売していました。小林製薬が22日に紅麹を使った健康食品の自主回収を決めたことを受け、2社が製品の回収を発表しているということです。
 小林製薬は、「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことから、「健康食品が原因となった可能性がある」として22日、3つの製品の自主回収を発表しました。
 小林製薬によりますと、この健康食品に使っている紅麹原料は自社で製造したもので、1年間に製造している18・5トンのうち、8割を飲料メーカーや食品メーカーなど国内外の約50社に供給しているということです。
 供給先にはすでに連絡し、これまでに2社が製品の自主回収を発表しているということです。
 このうち、京都市に本社がある大手酒造メーカー「宝酒造」は日本酒の「松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM〈ROSE〉」を、福岡市の通信販売会社「ZERO PLUS」は「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ濃厚チーズせんべい」をそれぞれ自主回収します。
 これまでのところ、供給先の会社の製品による健康被害の情報は把握していないとしています。
 小林製薬は、「供給先の企業でも製品の回収となっていることについて大変申し訳ありません。手元にある製品が小林製薬の紅麹原料を使用したものだとわかったら、お客様は直ちに使用の中止をお願いいたします」とコメントしています。

 2024年3月24日

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