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■海藻を食べる人は心筋梗塞の発症リスク減 がんセンターと筑波大が追跡調査 [健康ダイジェスト]

 海藻を食べる人は食べない人に比べ、心筋梗塞などの虚血性心疾患を発症するリスクが減るとの研究結果を、筑波大学と国立がん研究センターなどの研究チームが10日までに、発表しました。全国8県に住む40~69歳の男女、約8万6000人の健康状態を約20年間追跡しました。
 研究チームの山岸良匡(かずまさ)筑波大教授(社会健康医学)は、「海藻はカリウムや食物繊維が豊富で健康によい食品と考えられてきたが、食生活に関する調査で、虚血性心疾患の関連が明らかになるのは初めてだ」と話しています。
 研究チームは、調査に参加した人を、海藻を「ほとんど食べない」「週に1~2日」「週に3~4日」「ほとんど毎日食べる」の4グループに分け、虚血性心疾患発症との関連を調べました。
 その結果、ほとんど食べない女性と比べて、ほとんど毎日食べる女性は、リスクが0・56倍と半分近くになることがわかりました。男性は0・76倍でした。
 海藻に含まれる食物繊維が脂質代謝を正常化したり、タンパク質が血圧を低下させたりすることが要因に考えられるといいます。
 脳梗塞やくも膜下出血など脳卒中の発症についても調べましたが、関連は確認できませんでした。

 2019年10月26日(土)

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■横浜市大病院がCT画像診断の記載見落とす 70歳代の男性患者が死亡 [健康ダイジェスト]

 横浜市立大学は24日、大学病院(横浜市金沢区)の医師が、骨盤付近にある内腸骨動脈瘤(りゅう)の異常が指摘されたコンピューター断層撮影法(CT)検査の報告書の記載を見落とし、70歳代の男性患者が死亡したと発表しました。
 発表によると、男性患者は腎臓疾患で2017年6月、CT検査を受けました。放射線科の医師は動脈の血管のこぶが増大していると画像診断報告書に記載しましたが、主治医の内科医は記載を見落とし、適切な治療を行いませんでした。
 男性患者は今年9月に救急搬送され、動脈瘤破裂との診断を受け、出血性ショックで死亡。別の医師が改めて報告書を確認し、見落としが判明、遺族に謝罪しました。
 主治医は「予期しない所見に注意がいかなかった」と釈明しているといいます。
 相原道子病院長は記者会見で、「適切な対処をしていれば死亡しなかった可能性はあった」と話しました。
 同病院では、がんの疑いがある報告を見落とし、昨年4月に患者が死亡するなどミスが相次いでいました。

 2019年10月26日(土)

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■要冷蔵食品を常温配送は「食中毒の危険」 消費者庁が注意呼び掛け [健康ダイジェスト]

 消費者庁は24日、フリーマーケットアプリやオークションサイトで冷蔵が必要な食品を売買した際、常温のままや、保冷剤だけ付けて送る事例が相次ぎ、食中毒の危険性が高まっているとして、注意を呼び掛けました。ハムやソーセージといった真空パックされた食品でも、ボツリヌス菌などが増殖するといいます。
 伊藤明子消費者庁長官は同日の定例記者会見で、「メルカリ」「ラクマ」「ヤフオク!」3社に対し、利用規約の見直しや利用者への注意喚起を求めたことを明らかにしました。
 消費者庁によると、クール便は通常より料金が割高で、送り主や受け取り側が匿名の場合は使えないため、フリーマーケットアプリやオークションサイトの利用者は常温での配送を選びがちだといいます。
 現時点で食中毒の被害は確認されていないものの、クリスマスやお歳暮、年末年始を控えて取り扱い食品の増加も予想されることから、今回の注意喚起となりましたた。
 3社とも、消費(賞味)期限や食品表示が確認できることなど、食品の「出品ルール」は設けています。しかし、配送方法に関しては、メルカリが「出品食品の保存方法に合った配送方法の選択を」と呼び掛けている程度で、いずれも冷蔵が必要な食品の配送方法についての指定はないのが実情だといいます。
 食中毒が起こった場合は、送り主が法律上の責任を問われる可能性があります。

 2019年10月26日(土)

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