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■中国・武漢の肺炎、WHOも新型コロナウイルス認定 日本は検疫体制に注力 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は14日の記者会見で、中国内陸部の湖北省武漢市で発生しているウイルス性肺炎について、新型のコロナウイルスが検出されたと認定しました。中国当局は9日、発症者を検査した結果、新型コロナウイルスが確認されたとしていました。
 WHOによると、中国当局は7日に複数の患者から新型のコロナウイルスを検出し、12日にはウイルスの遺伝子情報をWHOに提供しました。人に感染するコロナウイルスには重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすものがあるものの、いずれとも異なることがわかっています。
 WHOは、現時点では人から人への感染が続いているという事態は確認されていないと強調し、渡航制限などの措置を取らないよう求めています。ただ今後の事態の推移によっては、テドロス事務局長が緊急委員会を招集する可能性もあるとしています。
 一方、中国の湖北省武漢市で、新型のコロナウイルスが原因とされる肺炎患者が相次いでいることについて、加藤厚生労働大臣は閣議の後の記者会見で、これまでに日本国内でこの肺炎の患者の報告はないとし、「過剰に心配することなく、せきのエチケットや手洗いなどインフルエンザと同様の感染対策に努めることが重要だ」と述べました。
 また、中国から公開されたウイルスの遺伝子配列情報に基づき、国立感染症研究所で検査方法の確立に向けた作業を進めていることを明らかにしました。
 その上で「検疫体制に遺漏がないようにする」と述べ、空港などでの検疫体制に万全を期す考えを示しました。

 2020年1月14日(火)

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■睡眠不足の割合が2割を超え、増加傾向続く  厚労省調査 [健康ダイジェスト]

 睡眠で休養が十分にとれてないという人は全体の21・7%に上り、増加傾向が続いていることが、厚生労働省の調査で明らかになりました。
 厚労省は2018年11月に「国民健康・栄養調査」を実施し、無作為に抽出した全国3268世帯から回答を得ました。  それによりますと、「睡眠で休養が十分にとれていない」という20歳以上の男女の割合は21・7%と、約5人に1人に上っていることがわかりました。
 2016年の前回調査より2ポイント上昇し、2009年から増加傾向が続いています。
 厚労省は健康の増進に向けて、2022年度までにこの割合を15%にまで下げる方針を掲げていますが、目標に反して睡眠不足が広がっている現状が明らかになりました。
 1日の平均睡眠時間をみると、6時間未満の人の割合は男性が36・1%、女性は39・6%で、年齢別では、男性は30歳代から50歳代、女性は40歳代から60歳代で、それぞれ40%を超えています。
 睡眠時間が不足している人や不眠に悩む人は生活習慣病などになる危険性が高く、厚労省は「調査の結果を分析して、今後の施策に反映させていきたい」としています。

 2020年1月14日(火)

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