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■東京2020大会に向けて注意すべき感染症公表 日本感染症学会 [健康ダイジェスト]

 東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本感染症学会は注意すべき感染症のリストを公表するとともに、中国などで感染が拡大する新型コロナウイルスが国内でさらに確認されると、大勢の人が集まる機会に広がる可能性もあるとして、手洗いなどの予防策を徹底するよう呼び掛けました。
 日本感染症学会などは22日、東京都内で記者会見を開き、東京オリンピック・パラリンピックを前に、多くの人が一定期間同じ場所に集まる状況で注意すべき感染症のリストを公表しました。
 リストでは、はしかやインフルエンザなど、感染力が高かったり、大きな流行を引き起こしたりする感染症のほか、国内では症例が少ない「侵襲性髄膜炎菌感染症」など合わせて8種類を挙げ、「大会関係者などは事前にワクチン接種を検討してほしい」などと呼び掛けました。
 また、中国で感染が広がる新型コロナウイルスについては、国内でさらに確認されると、風邪の原因となる一般的なコロナウイルスと同様に大勢の人が集まる機会にせきやくしゃみなどの飛まつで広がる可能性もあるとして、手洗いなどの感染予防策を徹底するよう求めました。
 日本感染症学会の舘田一博理事長は、「オリンピックは世界中の人が集まるため、感染症対策をきちんととることが重要だ。ウェブサイトで呼び掛けるなどして啓発を進めていきたい」と話しています。

 2020年1月23日(木)

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■中国・武漢市で日本人1人が重い肺炎で入院 新型への感染かは不明 [健康ダイジェスト]

 中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について、感染の拡大が最も深刻な湖北省武漢市で日本人1人が重い肺炎を起こして入院していることが、明らかになりました。
 これは北京の在中国日本大使館が23日、中国に住む日本人向けに開催した説明会で明らかにしたものです。
 肺炎を起こした日本人が新型のコロナウイルスに感染したかどうかは確認されておらず、日本大使館が現地の保健当局などと連絡をとって確認を進めています。
 日本大使館の岡田勝領事部長は、「本人や家族とも連絡を取っている。引き続き、現地の保健当局などと連絡をとって確認したい」と話しています。
 また、岡田直樹官房副長官も23日午後の記者会見で、武漢市で日本人1人が重度の肺炎で入院していることを明らかにしました。
 この中で、岡田官房副長官は「中国の武漢市で邦人1人が重度の肺炎を発症し、入院しているという事実関係は承知している。現在、中国の大使館を通じて、現地の保健当局や家族と連絡を取っているところだ。引き続き政府として適切な支援を行いたい」と述べました。
 一方で、肺炎が新型コロナウイルスによるものかどうかはわかっていないとした上で、60歳代の男性であること以外は明らかにしませんでした。

 2020年1月23日(木)

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■外務省、「感染症危険情報」をレベル2に引き上げ 武漢への不要不急の渡航やめて [健康ダイジェスト]

 外務省は23日午前、中国について出している「感染症危険情報」のうち、湖北省武漢市の危険レベルを引き上げ、中国に滞在していたり、滞在を予定している日本人を対象に、武漢市への不要不急の渡航はやめるよう呼び掛けています。
 また、引き続き、中国に滞在する日本人らを対象に、感染に関する最新の情報を入手し、予防に努めるなど、十分注意するよう呼び掛けています。
 その上で、日本に帰国した際、せきや発熱などの症状がある場合は、マスクを着用するなどして、医療機関を受診するよう呼び掛けています。
 感染症危険情報は、新型インフルエンザなど危険度の高い感染症に関係して外務省が4段階で出す安全情報。同省の基準では「レベル2」は、世界保健機関(WHO)の事務局長が「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」と認定する場合などとしています。WHOは22日の緊急会合で、判断を保留しました。
 西村官房副長官は23日午前の記者会見で、「日本時間の今夜、改めて開催されるWHOの緊急委員会の結果や、中国などの状況を引き続き注視しつつ、感染拡大の防止に万全を期していきたい」と述べました。
 また、西村副長官は「中国に対しては、すでに感染症危険情報のレベル1を発出しているが、現下の状況や、WHOでの検討状況などを踏まえ、本日、武漢市に対する感染症危険情報をレベル2に引き上げる。引き続き、現地政府や関係機関と連携して情報収集を行い、適切な注意喚起を行っていきたい」と述べました。
 外務省などによると、WHOの検討状況に加え、中国当局が武漢市への不要不急の渡航を控えるよう発表したことなどを判断材料にしたといいます。

 2020年1月23日(木)

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■新型コロナウイルス肺炎、中国の発症者571人を数え、死者17人 武漢市は交通機関の運行を停止 [健康ダイジェスト]

 中国では新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染がさらに広がっており、感染者は500人を超え、死亡した人は17人に上っています。最も状況が深刻な武漢市では、現地を離れる航空便や鉄道の運行が停止され、市民は日用品を買いだめするなど生活に影響が出始めています。
 中国の国家衛生健康委員会によりますと、23日午前0時時点で、感染者は25の省や市などで合わせて571人となり、死亡した人は最も状況が深刻な武漢市を含む湖北省で17人に上っています。重症者は95人。このほか感染した疑いのある事例が393人報告されており、感染者はさらに増加する可能性があります。
 こうした中、武漢市の地元当局は、23日午前10時(日本時間同11時)から武漢市を離れる航空便や鉄道の運行を当面停止し、市民約1100万人に対して特別な用事がない限り現地を離れないよう求めています。
 また、武漢市内のバスや地下鉄、長江(揚子江)を渡る客船なども運行をとりやめています。さらに、人が多く集まる公共の場所では、市民にマスクの着用を義務付ける措置も始まっています。
 こうした中、中国版のツイッター、ウェイボーでは武漢市民がスーパーで日用品を買いだめする様子などが伝えられていて市民生活に影響が出始めています。
 一方、世界保健機関(WHO)は専門家による緊急の委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうか協議しましたが、さらなる情報が必要だとして判断はせず、23日に再び委員会を開いて協議を継続することにしています。
 中国の国家衛生健康委員会は、これまでに新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎で死亡した患者17人についての情報を明らかにしました。
 それによりますと、死亡者の半数近くを80歳代の高齢者が占める一方、40歳代の死者も出ています。
 17人を年代別にみますと、80歳代が8人、70歳代が2人、60歳代が5人、50歳代が1人、40歳代が1人となっています。
 死亡した日付をみますと、1月9日に1人、1月15日に1人、1月18日に1人、1月19日に1人、1月20日に3人、1月21日に6人、1月22日に4人となっており、1月9日に初めて死者が出ていますが、19日以降の死亡者が14人となっていて今週に入ってから死者が増えていることがわかります。
 中国の保健当局の専門家チームのメンバーの1人、高占成医師は21日夜の、中国中央テレビの番組でインタビューにこたえ、新型のコロナウイルスの潜伏期間について、「現在の症例からすると、平均で7日前後だ。短かいと2日から3日で、長くて12日だ」と述べました。
 また高医師は、患者の症状について、現在の症例からすると発熱や空ぜきが中心で、3日から5日後に息切れがしたり、胸が苦しくなったりして、人によっては呼吸不全やショック症状を起こすと説明しました。

 2020年1月23日(木)

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