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■第一三共、新型抗がん剤をアメリカで発売 乳がんが対象 [健康ダイジェスト]

 第一三共は7日、新型抗がん剤「エンハーツ(一般名トラスツズマブ・デルクステカン)」をアメリカで発売したと発表しました。バイオ医薬品と化学合成医薬品を組み合わせた「抗体薬物複合体(ADC)」と呼ばれる新薬で、従来の薬よりも高い確率でがんを狙い撃ちでき、高い治療効果も有しています。
 対象は乳がん。同社はがん領域を成長の柱の一つに位置付けており、この新型抗がん剤を核に米国市場を開拓します。
 今回の適応となっている乳がんのほか、胃がんや大腸がんなど幅広い適応を目指しており、43種類の開発計画があります。
 エンハーツは第一三共が2015年9月にアメリカで臨床試験(治験)を始めた新型抗がん剤で、2019年12月20日にアメリカ食品医薬品局(FDA)から新薬承認を取得していました。FDAが画期的新薬として優先承認審査の対象に指定しており、申請からわずか2カ月での承認でした。
 エンハーツの開発に当たっては、イギリスのアストラゼネカと臨床試験や販売を共同で実施し、その対価として第一三共は最大7600億円を受け取る契約を結んでいます。
 これまでの臨床試験では、薬剤耐性ができて既存の抗がん剤が効かなくなった乳がん患者の6割で腫瘍を縮小しました。がんの増大が止まった患者も含めると、9割以上で効果を証明しました。
 第一三共は、2025年に抗がん剤で年間5000億円超の売上高を目標にしており、うち3000億~3500億円をエンハーツで稼ぐ見込み。

 2020年1月8日(水)

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■生活保護受給、高齢者世帯が過去最多 2019年10月、89万世帯 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は8日、全国で生活保護を受給している65歳以上の高齢者世帯(一時的な保護停止を除く)が、2019年10月時点で前月から810増の89万7264世帯だったと発表しました。このうち単身世帯は916増の82万1201世帯で、いずれも過去最多を更新しました。
 生活保護を受給している世帯全体(一時的な保護停止を含む)は、前月から1919増の163万7637世帯。受給者数は1220増の207万4149人でした。

 2020年1月8日(水)

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