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■ファイザー製ワクチンの承認を了承、国内初 17日にも先行接種へ [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は12日、薬事・食品衛生審議会の専門部会を開き、アメリカの製薬大手ファイザーが申請した新型コロナウイルスワクチンの承認を了承しました。厚労省は14日にも、緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づき、国内初の新型コロナワクチンとして正式承認します。医療従事者への先行接種は、17日にも開始されます。
 ワクチン接種が進むことで、個人の感染予防に加え、感染拡大が抑えられるとされる「集団免疫」獲得への期待も高まります。ただし、優先接種される医療従事者や高齢者らを除く一般の人への接種開始時期は、未定です。
 田村憲久厚労相は12日夜、記者団に対し、専門部会でワクチンの予防効果などが認められたと説明し、「新型コロナと闘い、国民の健康を守るのに大きな意味がある」と述べました。
 ファイザー社ワクチンは、遺伝情報を記録した「メッセンジャーRNA」の一部を人工合成して作製。接種後、体内に新型コロナのタンパク質が作られ、それに対する抗体ができて免疫を獲得します。同社の臨床試験(治験)では、95%の予防効果が確認されました。接種部位の痛みなどがあり得るものの、重篤な副反応はほとんどないとされ、欧米で接種が進んでいます。
 日本政府は、ファイザー社と年内に7200万人分のワクチンの供給を受ける契約を交わしています。厚労省が想定しているワクチンの接種スケジュールによりますと、17日にも1万人から2万人程度の医療従事者に先行して接種を開始します。
 先行接種が行われるのは、国立病院機構など全国の合わせて100の国公立病院で、同意が得られた20歳以上の医師や看護師などが対象となります。
 続いて3月中旬をめどに、残る約370万人の医療従事者に、4月からは65歳以上の高齢者、約3600万人を対象に接種を始めたいとしています。
 その後は、基礎疾患のある約820万人や、高齢者施設などの職員約200万人などを優先しながら、順次、接種を進める方針。

 2021年2月12日(金)

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■離れた場所から複数の人の呼吸や心拍数を計測 京大などが開発 [健康ダイジェスト]

 京都大学などの研究チームが、複数の人の呼吸や心拍数を離れた場所から計測できるセンサーを開発しました。新型コロナウイルスに感染した患者が重症化する兆しをとらえることにも活用できるのではないかとしています。
 京都大学や京都市の医療機器ベンチャーなどの研究チームが10日、会見を開いて発表しました。
 開発されたセンサーは、ミリ波レーダーと呼ばれる高い周波数の電波を活用しています。センサーから7メートルほど離れていても、人の肌の表面の数ミリ以下のわずかな動きをとらえて、呼吸の間隔や心拍数を計測することができるということです。
 一度に計測できる人数に制限はなく、電波は布類を通り抜けることから、服を着ていたり、就寝時に布団をかけていたりしても、常時、肌の動きを読み取れると説明しています。
 研究チームは、装着型センサーと比べ計測時のストレスも少なく、自然な健康状態を計測できるとして、眠っている乳幼児の窒息事故の防止や、高齢者の見守りなどに活用が期待できるとしています。
 また、新型コロナウイルスに感染した患者は、呼吸の間隔が短くなることが重症化の兆しと考えられていることから、自宅やホテルで療養する人の症状の把握にも活用できるのではないかとしています。
 京都大学大学院工学研究科の阪本卓也准教授は、「本人が意識しなくても見守ってくれる仕組みが、今後、当然のインフラとして広がっていくことに期待したい」と話しています。

 2021年2月12日(金)

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■新型コロナ、東京都で434人感染 21人死亡 国内で1693人感染、78人死亡 [健康ダイジェスト]

 国内では11日午後8時50分の時点で、東京都で434人、神奈川県で178人、埼玉県で172人、大阪府で141人、千葉県で127人、福岡県で110人、北海道で92人、愛知県で80人、兵庫県で53人、茨城県で47人など、41都道府県と空港検疫で1693人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。1日の新規感染者が2000人を下回るのは、5日連続。 
 また、東京都で21人、千葉県で9人、埼玉県で9人、兵庫県で8人、大阪府で6人、愛知県で5人、京都府で3人、神奈川県で3人、北海道で2人、沖縄県で2人、静岡県で2人、三重県で1人、山口県で1人、熊本県で1人、福井県で1人、福岡県で1人、秋田県で1人、茨城県で1人、青森県で1人の、合わせて78人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め41万1921人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて41万2633人となっています。感染しtれ亡くなった人は、国内で感染した人が6804人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて6817人です。
 東京都は11日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて434人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が500人を下回るのは、5日連続です。
 感染確認の11日までの7日間平均は465・4人となり、500人を下回ったのは約2カ月前の昨年12月12日以来です。
 都の担当者は、「500人を下回ったといっても非常に高い数字で、人出を見ていると緊急事態宣言の期間中にもかかわらず、多くなっているように感じる。公園で友人と食事をして感染したケースもあるので、屋外だから安心ということではない。収束した状況ではないので、不要不急の外出を自粛して感染を減らしてほしい」と話しています。
 新規感染者434人の年代別は、10歳未満が16人、10歳代が34人、20歳代が79人、30歳代が78人、40歳代が64人、50歳代が57人、60歳代が28人、70歳代が37人、80歳代が27人、90歳代が14人です。
 434人のうち、約51%の222人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約49%の211人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。このほか、オランダへの渡航歴のある人が1人いるということです。
 濃厚接触者222人の内訳は、「家庭内」が最も多く110人、次いで「施設内」が75人、「職場内」が15人、「会食」が4人などとなっています。
 このうち「施設内」では、18の医療機関で患者と職員合わせて28人の感染が確認され、18の高齢者施設で利用者と職員合わせて33人の感染が確認されました。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて10万5458人になりました。
 11日時点で入院している人は、10日より5人増えて2558人でした。「現在確保している病床に占める割合」は52・2%です。入院している人のうち、都の基準で集計した11日時点の重症の患者は、10日と同じ103人で、重症患者用の病床の32・7%を使用しています。
 これまでに感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は、10日より55人減って1210人。都が確保したホテルなどで療養している人は、10日より12人減って51人。医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、10日より44人増えて1517人。
 また、都は、感染が確認された60歳代から80歳代の男女合わせて21人が死亡したことを明らかにしました。21人のうち感染経路がわかっている人では、病院内が9人、高齢者施設内が5人、家庭内が1人でした。
 これで都内で死亡した人は、合わせて1099人になりました。

 2021年2月12日(金)

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■新型コロナ、世界の感染者1億752万人余 死者235万人超 韓国に271万回分、北朝鮮に199万回分のワクチン供給へ [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の12日午前3時の時点で、世界全体で1億752万9461人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で235万9200人となっています。
 感染者が最も多いのはアメリカで2731万5731人、次いでインドが1087万1294人、ブラジルが965万9167人、イギリスが399万6839人、ロシアが398万3031人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで47万2450人、次いでブラジルが23万4850人、メキシコが16万9760人、インドが15万5360人、イギリスが11万5070人となっています。
 韓国政府は6月までに、新型コロナウイルスのワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じて少なくとも271万回分のワクチンを確保する見通しです。北朝鮮には、約199万回分が供給されます。COVAXが3日(現地時間)、初回供給に関する暫定計画を発表しました。
 COVAXは、イギリスの製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発したワクチン3億3600万回分を6月までに、アメリカの製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックのワクチン約120万回分を3月までに、145カ国・地域に供給する予定。これは、COVAXに参加する国・地域の人口の約3・3%に相当します。
 このうち韓国が供給を受けるのは、韓国のSKバイオサイエンスが受託生産するアストラゼネカ製ワクチンが少なくとも259万6800回分、ファイザーとビオンテック製ワクチンが11万7000回分で、合計271万3800回分。いずれも1人当たり2回の接種が必要なため、約135万人分となります。ただ、製薬会社の生産能力など状況次第では、COVAXを通じたワクチン入手量が約438万回分まで増える可能性があります。
 北朝鮮には、インドにある世界最大のメーカー、インド血清研究所(セラム・インスティテュート・オブ・インディア)が生産したアストラゼネカ製のワクチン199万2000回分が供給される見通しです。
 北朝鮮のワクチン調達については、COVAXを主導する国際組織のGaviワクチンアライアンスに対し北朝鮮がワクチン供給を要請したと報じられていたものの、実際に供給量が確認されるのはこれが初めて。
 北朝鮮はこれまで、新型コロナの感染者は一人も確認されていないと主張しています。それでも金正恩(キム・ジョンウン)政権は「ウイルスとの戦争」を国の存立を脅かす問題と見なし、国境封鎖を始めとする感染防止策に懸命に取り組んでいます。
 北朝鮮の医療インフラは、どんな感染症の大流行に対応するにも痛ましいほど不十分とみられています。

 2021年2月12日(金)

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