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■インドの1日の新型コロナ死者、過去最多の3689人 各国の支援物資到着 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスが猛威を振るうインドで2日、1日の新規死者数が3689人に上り、前日の3523人を上回って過去最多を更新しました。不足が深刻な医療用酸素の支援が、世界各国から相次いで到着しています。
 人口13億人のインドの2日の新規感染者数は、40万人近くに上りました。
 新型コロナウイルスの感染はブラジルとカナダでも急増しており、パンデミック(世界的な大流行)の脅威が続いていることが浮き彫りとなりました。各国でワクチン接種が進んでいるものの、世界の累計死者は320万人に迫っています。
 インドは1日、ワクチン接種対象をこれまでの45歳以上から18歳以上に大幅に拡大。国内で生産されたワクチンは輸出が禁止されたものの、多くの州はワクチン不足に悩まされています。
 死者が急増する中、国際社会による大規模支援の一環で、首都ニューデリーに医療機器が到着しました。
 アメリカ、ロシア、イギリスは、酸素生成器、マスク、ワクチンなどの緊急支援物資を送付。2日にはフランスから、1日夜にはドイツから人工呼吸器などが到着しました。
 ニューデリーは、新型コロナウイルス感染症の感染者急増を受け、5月3日までの予定だったロックダウン(都市封鎖)を1週間延長します。デリー首都圏のアルビンド・ケジリワル首相が1日、ツイッターで明らかにしました。
 人口2000万人のニューデリーでは、新規感染者の急増が続いています。保健・家族福祉省が1日に発表した統計によると、ニューデリーの1日の新規感染者数は2万7000人、死者は375人でした。しかし、ウイルス検査の陽性率が約33%であることから、専門家らは、実際の感染者や死者は公式統計よりはるかに多いとみています。
 市内の医療は窮迫し、ベッドや医薬品、酸素が不足しており、多くの患者が治療を受けられないまま病院外で死亡しています。

 2021年5月3日(月)




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