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■モデルナ製とアストラゼネカ製のワクチン、 厚労省部会が特例承認を了承 2回接種に十分な量確保 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は20日、アメリカのモデルナ製とイギリスのアストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの製造販売の承認を了承しました。21日にも2社のワクチンを田村憲久厚労相が特例承認する見通し。
 接種が始まっているアメリカのファイザー製に加え、国内で利用できるワクチンが増えることで、政府は、目標に掲げる7月末までの高齢者接種完了に向け、接種スピードを加速したい考えです。
 政府が3社と契約したワクチンは計3億6400万回分に上り、国内の接種対象者である16歳以上の約1億1000万人が2回接種するのに十分な量を確保したことになります。
 モデルナ製は商品名「COVID―19ワクチンモデルナ」で、24日から東京都と大阪府で始まる自衛隊による大規模接種で使用されます。
 原則4週間とファイザー製より1週間長い間隔を空け、計2回上腕の筋肉に注射します。対象は18歳以上。国際的な臨床試験では、新型コロナの発症を防ぐ効果が94%と、ファイザー製に匹敵する高い有効性が示されました。国内の臨床試験でも、海外と同様にウイルスを攻撃する中和抗体の増加がみられ、有効性が確認されました。
 安全性について、海外の報告では、重いアレルギー反応のアナフィラキシーの発生頻度は100万回に2・8回程度で、発熱や倦怠(けんたい)感などの副反応も含め、ファイザー製と大きな差はないとされています。
 一方、アストラゼネカ製は商品名「バキスゼブリア」で、上腕の筋肉に4~12週間空けて2回接種します。海外の臨床試験で、発症を防ぐ効果は約70%とされます。
 懸念されるのが、ヨーロッパなどでまれに報告されている血栓症。多くが60歳未満の女性で、ヨーロッパでは使用中止や、接種対象者の年齢を限定する国もあります。20日の厚労省部会は「接種のメリットが血栓症のリスクを大きく上回る」として承認は了承したものの、血栓が生じた場合の治療の指針を作成するとともに、接種を推奨する年齢を一定の年代以上に限定するなど改めて対応を検討することにしています。
 政府内では、アストラゼネカ製を途上国に提供する案が浮上しています。冷蔵(2~8度)で保存でき、特別な冷凍庫が必要なファイザー製などに比べ、扱いやすい利点があるためです。
 ワクチンを担当する河野太郎行政・規制改革相は18日の記者会見で、使途について「今、いろいろ検討しているところだ」と述べるにとどめました。

 2021年5月20日(木)




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■全国で新たに5721人が新型コロナに感染 死亡106人、重症1288人 [健康ダイジェスト]

 国内では20日午後8時30分の時点で、東京都で843人、北海道で681人、愛知県で633人、大阪府で501人、福岡県で399人、神奈川県で308人、埼玉県で228人、広島県で212人、兵庫県で209人など全都道府県と空港検疫で、新たに計5721人の新型コロナウイルスへの感染が発表されています。
 また、大阪府で32人、兵庫県で21人、東京都で13人、北海道で9人、愛知県で5人、岡山県で4人、神奈川県で4人、福岡県で4人、岐阜県で2人、三重県で1人、京都府で1人、佐賀県で1人、千葉県で1人、埼玉県で1人、宮城県で1人、富山県で1人、広島県で1人、愛媛県で1人、沖縄県で1人、群馬県で1人、長崎県で1人の、合わせて106人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め70万5221人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて70万5933人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万2065人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて1万2078人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、20日時点で1288人となっています。重症者は、過去最多を記録した前日より5人減りました。
 東京都は20日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて843人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の木曜日より167人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは7日連続です。
 20日までの7日間平均は704・0人で、前の週の75・4%となっています。
 20日の新規感染者843人の年代別は、10歳未満が27人、10歳代が53人、20歳代が268人、30歳代が152人、40歳代が113人、50歳代が99人、60歳代が60人、70歳代が34人、80歳代が26人、90歳代が11人。
 843人のうち、約62%に当たる526人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
 これで都内で感染が確認されたのは、15万4999人になりました。
 一方、都の基準で集計した20日時点の重症の患者は、19日より4人減って69人でした。
 また、都は、感染が確認された13人が死亡したことを明らかにしました。
 これで都内で死亡した人は、合わせて1997人になりました。

 2021年5月20日(木)




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