■病気 小舞踏病(ジデナム舞踏病) [病気(さ行)]
リウマチ熱に由来する脳の障害で、不随意運動が出現
小舞踏病とは、リウマチ熱に由来する脳の障害で、手足が勝手に動いてしまう不随意運動を起こす疾患。ジデナム舞踏病とも呼ばれます。
通常5~15歳くらいの子供、特に女子に多くみられます。原因となるのは免疫反応で、リウマチ熱の引き金になる溶血性連鎖球菌(溶連菌)の感染に起因します。 溶血性連鎖球菌と人体の組織が似たような抗原部分を持つため、自分自身の免疫が誤って自分の体の中枢神経を攻撃し、発症します。
症状はまず、発熱、関節症状、皮膚症状、扁桃(へんとう)炎、心筋炎、心内膜炎などリウマチ熱に付随する症状を示し、多くのケースでは3〜6カ月後に不随意運動(舞踏運動)を生じます。リウマチ熱に付随する他の症状を伴わず、不随意運動が単独で出現することもあります。
手足が自分の意思とは無関係に動いてしまい、不自然に肩が動いたり、顔を曲げたり、踊るような歩き方をします。不随意運動は両手、両足や顔面において両側性に発生しますが、一側性のケースも見られます。
精神的にも不安定で、行動も落ち着きがなく、言葉もはっきりしないし、字を書かせると、健康な時と違って大小不同であり、たいへん下手になります。疾患の悪い時には、一人では食事がとれません。また、疲れたり興奮したりすると、症状がひどくなります。眠っている時は、症状が出ません。
軽い場合には、「落ち着きがない」「行儀が悪い」と見られる程度で、見逃されることも少なくありません。チックや多動症と誤診されることもあります。
小舞踏病の検査と診断と治療
診断は、リウマチ熱の症状と溶血性連鎖球菌の存在によって行われます。
治療としては、不随意運動のコントロールに抗精神病薬が用いられます。中には6〜8週間、不随意運動が続くケースもありますが、通常は数日で自然に症状が消えます。ほかに、安静が維持できない場合に、鎮静剤を用いることもあります。最近では、リウマチ性変化に対して、副腎(ふくじん)皮質ホルモン(ステロイド剤)、バルプロ酸ナトリウム剤を使用することもあります。また、心合併症を防止するためには、ペニシリン剤の長期投与が必要とされます。
小舞踏病は1週間~2年ほど持続しますが、75パーセントは6カ月以内に消失します。
小舞踏病とは、リウマチ熱に由来する脳の障害で、手足が勝手に動いてしまう不随意運動を起こす疾患。ジデナム舞踏病とも呼ばれます。
通常5~15歳くらいの子供、特に女子に多くみられます。原因となるのは免疫反応で、リウマチ熱の引き金になる溶血性連鎖球菌(溶連菌)の感染に起因します。 溶血性連鎖球菌と人体の組織が似たような抗原部分を持つため、自分自身の免疫が誤って自分の体の中枢神経を攻撃し、発症します。
症状はまず、発熱、関節症状、皮膚症状、扁桃(へんとう)炎、心筋炎、心内膜炎などリウマチ熱に付随する症状を示し、多くのケースでは3〜6カ月後に不随意運動(舞踏運動)を生じます。リウマチ熱に付随する他の症状を伴わず、不随意運動が単独で出現することもあります。
手足が自分の意思とは無関係に動いてしまい、不自然に肩が動いたり、顔を曲げたり、踊るような歩き方をします。不随意運動は両手、両足や顔面において両側性に発生しますが、一側性のケースも見られます。
精神的にも不安定で、行動も落ち着きがなく、言葉もはっきりしないし、字を書かせると、健康な時と違って大小不同であり、たいへん下手になります。疾患の悪い時には、一人では食事がとれません。また、疲れたり興奮したりすると、症状がひどくなります。眠っている時は、症状が出ません。
軽い場合には、「落ち着きがない」「行儀が悪い」と見られる程度で、見逃されることも少なくありません。チックや多動症と誤診されることもあります。
小舞踏病の検査と診断と治療
診断は、リウマチ熱の症状と溶血性連鎖球菌の存在によって行われます。
治療としては、不随意運動のコントロールに抗精神病薬が用いられます。中には6〜8週間、不随意運動が続くケースもありますが、通常は数日で自然に症状が消えます。ほかに、安静が維持できない場合に、鎮静剤を用いることもあります。最近では、リウマチ性変化に対して、副腎(ふくじん)皮質ホルモン(ステロイド剤)、バルプロ酸ナトリウム剤を使用することもあります。また、心合併症を防止するためには、ペニシリン剤の長期投与が必要とされます。
小舞踏病は1週間~2年ほど持続しますが、75パーセントは6カ月以内に消失します。
タグ:小舞踏病(ジデナム舞踏病) 健康創造塾 病気 病気(さ行) 子供の病気 脳、脊髄、神経の病気 大腿神経痛 感覚異常性大腿神経痛 大腿外側皮神経痛 知覚異常性大腿痛 外側大腿皮神経痛 舌咽神経痛 耳ヘルペス 耳性帯状疱疹 眼部帯状疱疹 顔面けいれん 絞扼性神経障害 顔面神経痛(三叉神経痛) 神経血管圧迫症候群 特発性顔面神経まひ 症候性顔面神経まひ 顔面神経まひ(ベルまひ) てんかん 自律神経失調症 坐骨神経痛 頭痛 チック症 帯状疱疹 片頭痛 ギラン・バレー症候群 多発性硬化症 聴神経腫瘍 パーキンソン病 トゥレット症候群 腕神経叢まひ 肋間神経痛 ルイス・サムナー症候群 三叉神経痛 群発頭痛 クロイツフェルト・ヤコブ病 緊張性頭痛 顔の運動異常 舞踏病 ハンチントン病 筋委縮性側索硬化症 神経障害性疼痛 クルーゾン症候群 顔面ミオキミア 眼瞼けいれん 多発性神経炎 多発性ニューロパチー 後頭神経痛 急性感染性多発性神経炎 趾間神経痛 中毒性ニューロパチー
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