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■日本初の子供ホスピス、3カ所開設へ [健康ダイジェスト]

 重い病気や障害とともに生きる子供や家族を支える日本初の「子供ホスピス」が、神奈川県大磯町と奈良市、北海道滝川市の3カ所で、今年から2012年にかけて開設されます。
 子供ホスピスは英国で誕生し、小児がんや脳性まひ、筋ジストロフィーなどの病気や障害とともに365日間、暮らす子供や家族が「第二の家」として滞在し、つかの間の休息を得られる施設として、同国に約40カ所あるほか、豪州、カナダなどにも広がっています。
 小児科医らで作る「小児在宅医療・緩和ケア研究会」代表の細谷亮太・聖路加国際病院副院長によると、子供ホスピスのような施設は日本にはまだありません。研究会は新たにNPO法人を作り、神奈川県大磯町の自然に囲まれた古民家を利用して、子供ホスピスの2年後の開設と周辺の医療施設との連携を目指します。
 奈良市では、東大寺の宿坊「華厳(けごん)寮」を子供ホスピスとして利用する計画が進んでいます。京都大付属病院遺伝子診療部の富和清隆教授が任期切れを機に、4月に東大寺福祉療育病院に移り、寺と協力して運営方法を検討し、年内の一部開設を目指します。
 北海道滝川市では、難病児のための野外施設「そらぷちキッズキャンプ」で、今春から子供ホスピスの建設が始まります。

 2010年3月15日(月)




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