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■用語 プロアントシアニジン [用語(は行)]

[レストラン]強い抗酸化力を有し、動脈硬化の予防、血管や目の健康維持に役立つポリフェノールの一種
 プロアントシアニジンとは、植物に含まれるポリフェノールの一種で、果実類、麦類、豆類などに微量含まれている成分。オリゴメトリック・プロアントシアニジンと呼ばれることもあります。
 カテキンが複数個結合した物質で、特にブドウの皮や種子などに多く含まれ、渋みのもととなっています。そのブドウの皮や種子を直接加工する赤ワインには、プロアントシアニジンが比較的多く含まれています。
 ポリフェノール類の中で最も強い抗酸化作用を持つ成分といわれ、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化防止、高脂血症や動脈硬化の予防に働くのを始め、体内の軟骨、腱(けん)、靭帯(じんたい)、骨を強化し、血管を強くする働きがあります。
 静脈の血流を改善し、脚などの血管が浮き出る静脈瘤(りゅう)を予防、改善する働きもあるため、フランスでは静脈瘤の治療薬として使用されています。
 視力の改善、網膜の保護作用も期待できるとされ、最近の研究で、赤ワインが熱生産効率の高い褐色脂肪組織を活性化し、白色脂肪組織を小さくすることが報告されているため、カロリーの燃焼の促進によるダイエット効果も期待できます。
 プロアントシアニジンを摂取するには、赤ワインで1日グラス2杯が適量とされています。また、ブドウの種子に含まれるエキスを抽出したグレープシードや、調味料のグレープシードオイルも市販されており、グレープシードオイルは大サジ1杯が適量とされています。
 なお、プロアントシアニジンは、食品用の酸化防止剤としても使われています。

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