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■禁煙学会「たばこ1箱1000円に」 厚労省に要請書 [健康ダイジェスト]

 医師らで作る日本禁煙学会は12日、たばこの価格を現在より600円程度引き上げ、1箱1000円にするよう求める要請書を厚生労働省に提出しました。
 会見した理事長の作田学・杏林大医学部客員教授は、「先進国の多くは1箱700~1200円で、1000円なら平均的な値段といえる。未成年者の喫煙防止にも効果がある」と説明。小宮山洋子厚労相がたばこ税を引き上げて1箱約700円にすべきだと発言したことについては、「それでも不十分」として、消費抑制のための大幅値上げを求めました。
 同席した同学会の渡辺文学理事は、1日2箱吸う愛煙家として知られる野田佳彦首相に対して、「国際会議ではたばこを吸えない場面が多いので、今のうちから禁煙してほしい。ドジョウはたばこを吸わない」と注文しました。
 野田首相は財務相当時の7月、たばこ増税について「税制を通じた『おやじ狩り』みたいなもの」と発言したことがあります。
 一方、厚生労働省は12日、受動喫煙による労働者の健康被害を防ぐため、事業所や工場などで、全面禁煙か、一定の基準を満たす喫煙室を作ることによる分煙を事業主に義務付ける労働安全衛生法の改正案を、2011年度第3次補正予算案を審議する臨時国会に提出することを決めました。12年度中にも施行を目指します。
 日本は04年に「たばこ規制枠組み条約」を批准、受動喫煙防止対策を進めています。しかし、厚労省の07年の調査では、全面禁煙と喫煙室を作っての分煙のいずれも実施していない事業所は全体の約54パーセント。喫煙対策の改善を職場に望む労働者の割合も90パーセントを超えるなど、対策の強化が求められていました。

 2011年9月12日(月)




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