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■青色光、遮断メガネが人気 パソコンやスマホで目の疲れ [健康ダイジェスト]

 パソコンやスマートフォン、タブレット型の端末など、職場や家庭で液晶画面の光を見詰める機会が増える中、光に含まれる「青色光(あおいろこう)」の危険性が注目されています。長期間浴びた場合の網膜などへの影響について研究が始まる一方で、商機ととらえる動きも広がっています。
 眼科や精神神経科の医師たちは「ブルーライト研究会」を発足させ、今後、網膜や生体リズムへの影響を医学的に検証し、公表する考えです。
 同研究会によりますと、青色の光は目に見える光の中で波長が最も短く、エネルギーが強いため、赤色・黄色・緑色などほかの色の光よりも目に対する負担が大きく、長い時間見ると網膜に炎症が起きるなどの恐れがあるということです。
 また、青色の光は太陽の光にも含まれていて、夜に浴びると睡眠のリズムが乱れたり、自律神経の機能が狂ってしまう可能性があるということです。
 ブルーライト研究会の会長で慶應義塾大学医学部の坪田一男教授(眼科)は、「目の疲れのほか、体内リズムも青色の光の影響を受けると考えられるので、目と全身の2つの視点で研究していきたい」と話しています。
 紫外線による有害性については広く知られていますが、波長が紫外線に近接している青色光も人体に傷害を及ぼす可能性があることは、これまで一般の人にはあまり知られていませんでした。
 ところが、LED=発光ダイオードの登場により、白色LEDの光がこれまでの光源に比べて青色成分が含まれる割合が高いため、専門家によって問題が指摘されています。さらに、問題の青色光そのものを発光する青色LEDの場合はさらにその危険性が指摘されています。
 眼鏡ブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌ(東京都渋谷区)は昨年9月、青色光を遮る眼鏡を発売。当初は度なしのみだったが、予想を超える売り上げを記録し、度付きや子供用のレンズも開発。後を追うように、数社が同様の眼鏡を売り出しました。同社マーケティング室は、「新たな顧客層を開拓できている」と話しています。
 職場でパソコンを使う企業、団体も、動き始めました。日本マイクロソフトやリクルートメディアコミュニケーションズは、福利厚生の一つとして、青色光を遮断する眼鏡を導入しました。
 最近は、パソコンやスマートフォンなどの液晶画面に張る保護フィルムでも、「青色光カット」を施したものが発売されています。

 2012年6月27日(水)




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