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■女性の平均寿命、世界一を香港に譲る 男性も8位に後退 [健康ダイジェスト]

 2011年の日本人の平均寿命は女性が85・90歳、男性が79・44歳だったことが26日、厚生労働省が発表した簡易生命表でわかりました。
 女性は26年連続世界一位だった前年を0・40歳下回り、86・7歳の香港に次いで2位となりました。男性も前年の世界4位から、シンガポールやスウェーデンなどを下回って8位に後退しました。
 平均寿命は、その年に生まれた0歳の子供が平均で何歳まで生きられるかを予測した数値。国際比較は、厚労省が国連の人口統計年鑑に掲載されている国や地域を対象に、各国政府の最新統計などを基に実施しています。
 男性は前年と比べて0・11歳下回り、女性は前年と比べて0・40歳下回り、夏場に猛烈な暑さが続いた2010年に続いて男女とも2年連続の減少となりました。男女双方が2年連続で前年を下回るのは、初めて。
 国によって計算方法が異なるため厳密な比較はできないものの、諸外国・地域でみると、女性は香港、日本、84・91歳のスペイン(2010年)の順。男性も香港がトップの80・5歳で、スイス(2010年)が80・2歳、アイスランドが79・9歳と続きました。
 2011年3月に発生した東日本大震災の死者は7月25日現在、1万5867人。厚労省は、震災がなかったと仮定した場合の平均寿命は女性が86・24歳、男性が79・70歳と試算しました。それでも女性は2010年を下回って香港には及ばず、男性は例年並みの世界5位になっていたとみられます。
 厚労省は、「多数が死亡した東日本大震災の発生が、平均寿命を縮める大きな要因となった」と説明。女性については、20歳代後半の自殺率の増加や、肺炎など呼吸器系疾患による死亡の上昇も影響したといいます。

 2012年7月27日(金)




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