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■風疹の大流行止まらず、2011年の4倍 都市部で突出 [健康ダイジェスト]

 風疹の大流行が止まりません。例年は春先から初夏にかけて感染広がり、100~300人程度の患者の報告例しかありませんが、今年はすでに1300人を超える勢いです。
 特に人口が密集する都市部で突出。妊娠中の女性が感染すると胎児に深刻な影響が出る恐れがあり、自治体は対策を急いでいます。
 風疹の流行は今年、4年前に国が全国調査を始めて以来、最大規模となっています。国立感染症研究所(東京都)によると、患者の報告は8月下旬までの集計で、昨年1年間の374人の4倍近い1333人。
 地域別にみると、東京都305人、大阪府273人、兵庫県222人、神奈川県121人の順で、人口密集地での患者報告が多くなっています。広島県9人、岡山県5人、四国4県で計5人など徐々に周辺地域へも広がっています。
 国立感染症研究所によると、8月20日〜8月26日の1週間に、新たに風疹と診断された患者は73人で、都道府県別では東京都13人、大阪府13人、兵庫県5人、愛知県5人、千葉県3人、神奈川県3人、三重県3人、北海道1人、埼玉県1人、長野県1人、鹿児島県1人、国内(都道府県不明)24人、タイ1人。
 年齢別では、1歳2人、5〜9歳1人、10〜14歳6人、15〜19歳7人、20〜24歳5人、25〜29歳15人、30〜34歳7人、35〜39歳4人、40歳代21人、50歳代4人、60歳代1人。
 風疹はせきやくしゃみなどを通じて感染し、発症すると主に発熱や発疹の症状が出ます。妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る恐れがあります。
 感染の拡大が続いている東京都福祉保健局では、せきやくしゃみなど飛まつにより風疹が感染することから、外出後は手洗いやうがいをしっかり行うこと、せきなどの症状がある場合は、受診の際など外出時にはマスクを着用すること、風疹と診断された場合は、感染性を持つとされる期間(発疹出現後では5日間)は出勤や登校、外出を控えるようにして周囲に配慮することを呼び掛けています。

 2012年9月10日(月)




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