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■野生キノコから基準超えるセシウム検出 埼玉県皆野町 [健康ダイジェスト]

 埼玉県皆野町で採取された野生のキノコから、国の基準値を上回る放射性セシウムが検出され、埼玉県は町内で採取されたすべての野生キノコの出荷と販売自粛を求めました。
 埼玉県によりますと、今月9日、秩父地方にある皆野町の森林で採取された「サクラシメジ」という野生のキノコから、国の基準値の1キログラム当たり100ベクレルを上回る110ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
 このため県は皆野町と地元の農協に対し、町内で採取されたサクラシメジを含むすべての野生のキノコの出荷と販売を自粛するよう要請しました。さらに、町内の直売所や飲食店に対しても、町内で採取された野生キノコを扱わないよう求めました。
 県森づくり課によると、サクラシメジは同町の雑木林で採取した町民の持ち込みにより、出荷前の放射性物質検査で判明しました。サクラシメジは、傘の中央部がワイン色になるのが特徴で、油炒めや鍋にして食用にされるといいます。
 福島第一原発事故を受けて県は9月26日から放射性物質検査を始め、12日までに秩父市、飯能市、小鹿野町、皆野町、横瀬町、ときがわ町産の野生キノコ10種類、32検体を調べました。これまでに横瀬町産の「ウズハツ」という野生のキノコから240ベクレルの放射性セシウムが検出され、同町産のすべての野生キノコの出荷と販売が自粛されています。
 今後、県は12月中旬ごろまで100検体を検査する予定。
 県は、キノコ狩りのシーズンを迎えていることから県のホームページで野生キノコの調査結果を事前に確認するよう呼び掛けています。
 また、埼玉県は12日、2012年産の稲わらについて県内15市町で放射性物質調査を行ったところ、放射性セシウムはすべて暫定許容値を下回り、県内全域で飼料としての流通、利用が可能になったと発表しました。
 県畜産安全課によると、調査はさいたま市などの県南、熊谷市などの県北東、秩父市などの県北西の3地域に区分し、9月24日~10月5日に各地域ごとに5検体を採取。県中央家畜保健衛生所で分析しました。
 15検体はいずれも、検査機器で測定できる検出限界値未満でした。暫定許容値は牛・馬用飼料が1キログラム当たり100ベクレル、豚用飼料が80ベクレル、家きん(鳥)用飼料が160ベクレルとなっています。
 調査で安全が確認されるまで、飼料としての流通、利用が自粛されていました。

 2012年10月13日(土)




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