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■風疹が関東や関西を中心に流行 妊娠中の風疹感染で新生児6人に障害 [健康ダイジェスト]

 風疹の流行が昨年から続き、妊娠初期の女性が感染して障害がある新生児が生まれたケースが相次いで報告されています。厚生労働省は、妊娠を希望する女性や妊婦の家族などに予防接種を受けるよう呼び掛ける通知を都道府県などに出しました。
 発熱や発疹、リンパ節がはれるなどの症状が出る風疹は、患者のせきやくしゃみを通じて感染します。妊娠初期の女性が感染した場合は、生まれてくる新生児が心臓や耳、目などに障害が出る先天性風疹症候群になる恐れがあります。
 国立感染症研究所(東京都新宿区)によりますと、昨年10月から今月にかけて大阪府、兵庫県、埼玉県、香川県で生まれた合わせて6人の新生児が、先天性風疹症候群と診断されたということです。
 風疹は昨年の春以降、関東や関西を中心に大流行し、昨年1年間の患者数は2353人と、すべての患者数の報告を集める今の統計方法になってからの過去5年間で最も多くなりました。
 今年に入ってからも流行は収まらず、今月20日までの3週間に新たに風疹と診断された患者は154人で、昨年の同じ時期の9倍となっています。患者の8割近くは男性で、その多くが子供のころに風疹の予防接種を受けていない20歳代から40歳代。
 このため厚労省は、都道府県などに通知を出し、この中で、妊娠を希望する女性を始め、風疹の抗体が十分にないことが検査でわかった妊婦の夫や同居する家族で風疹にかかったことがなく、予防接種を受けていない人に対して、予防接種を受けるよう呼び掛けています。
 国立感染症研究所の多屋馨子室長は、「去年の今頃は1週間に数人の報告だった。風疹は通常、春先から夏にかけて流行するので、今年は今後どんどん患者が増えていく可能性がある。妊娠を希望する女性と周りの男性は予防接種を受けてほしい」と話しています。

 2013年1月30日(水)




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yukikaze

男女問わず、予防注射を受けたほうがよさそうですね。私も家内から注射をするように言われています。
by yukikaze (2013-01-31 09:31) 

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