■風疹患者、4000人を超える 前年同期の30倍に [健康ダイジェスト]
妊娠中の女性が感染すると新生児に障害が出る恐れのある風疹の患者は、今年に入って、すでに4000人を超え、5年前に今の方法で集計を始めて以降、最も大きな流行となった昨年の同じ時期の30倍を超えるペースで増えています。
専門家は、人の動きが活発になる大型連休の前にワクチンを接種するよう呼び掛けています。
熱や発疹などの出る風疹は、患者のせきやくしゃみを通じて広がり、妊娠中の女性が感染すると新生児が難聴や心疾患、白内障、発達の遅れなどの先天性風疹症候群になる可能性があります。
国立感染症研究所によりますと、今年に入ってから4月14日までに、全国で4068人の風疹患者が報告され、すでに昨年の1年間の報告数の1・7倍に上っています。昨年の同じ時期と比べると、30倍を超えています。
全国で風疹と診断された患者は、4月14日までの1週間では495人に上り、3月下旬以降、週におよそ500人のペースで増加が続いています。
都道府県別では、東京都が138人、大阪府が108人と多く、神奈川県が50人、兵庫県が36人など首都圏と関西を中心に全国に広がっています。
今年に入って風疹と診断された患者の90パーセントは成人で、男性では20歳代から40歳代、女性では20歳代が多くなっています。
国立感染症研究所の多屋馨子室長は、「風疹の予防にはワクチンで十分な免疫をつけておくしかない。人の動きが活発になり、感染の機会が増える大型連休の期間中は、さらに流行が拡大することも考えられるので、連休前に予防接種を受けてほしい」と呼び掛けています。
2013年4月23日(火)
専門家は、人の動きが活発になる大型連休の前にワクチンを接種するよう呼び掛けています。
熱や発疹などの出る風疹は、患者のせきやくしゃみを通じて広がり、妊娠中の女性が感染すると新生児が難聴や心疾患、白内障、発達の遅れなどの先天性風疹症候群になる可能性があります。
国立感染症研究所によりますと、今年に入ってから4月14日までに、全国で4068人の風疹患者が報告され、すでに昨年の1年間の報告数の1・7倍に上っています。昨年の同じ時期と比べると、30倍を超えています。
全国で風疹と診断された患者は、4月14日までの1週間では495人に上り、3月下旬以降、週におよそ500人のペースで増加が続いています。
都道府県別では、東京都が138人、大阪府が108人と多く、神奈川県が50人、兵庫県が36人など首都圏と関西を中心に全国に広がっています。
今年に入って風疹と診断された患者の90パーセントは成人で、男性では20歳代から40歳代、女性では20歳代が多くなっています。
国立感染症研究所の多屋馨子室長は、「風疹の予防にはワクチンで十分な免疫をつけておくしかない。人の動きが活発になり、感染の機会が増える大型連休の期間中は、さらに流行が拡大することも考えられるので、連休前に予防接種を受けてほしい」と呼び掛けています。
2013年4月23日(火)
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