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■自殺未遂者の半数、繰り返し図る 広島大病院が調査 [健康ダイジェスト]

 自殺未遂で病院に救急搬送された人のうち半数が過去にも自ら命を絶とうとしていたことが、広島大病院(広島市南区)の実態調査で明らかになりました。
 広島県は、「退院後に自殺を繰り返さない対策を作っていきたい」としています。
 広島大病院の調査は県の委託で実施され、10日に県の対策会議で報告されました。2011年6月~2013年8月に自殺を図って広島大病院、県立広島病院(広島市南区)、広島市立広島市民病院(広島市中区)に救急搬送された患者が対象。
 調査に同意した169人のうち74パーセントが女性でした。身近に相談相手がいるかどうかについて尋ねると、全体の35パーセントが「なし」と答えました。
 97人は退院後半年間の状況を把握でき、15人が退院後に1回以上、自殺を図っていました。52人は今回の救急搬送以前にも自殺を図っていました。
 また、退院後半年間に1回でも「死にたい」と思ったことがあるかを尋ねると、相談相手がずっといた人では17人でしたが、相談相手が変わったか、いなかった人では32人が「死にたい」と思っていました。
 県健康対策課は、「繰り返し自殺を図る人の割合が高いことがわかった」「相談できる団体や医療機関の紹介など、退院後の直接的な支援の仕組みを考えていきたい」として、再発防止のマニュアル作りを進める考えを示しました。

 2014年2月15日(土)

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