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■ほ乳類のピリオドタンパク質、体内時計を24時間に調整 山口大など解明 [健康ダイジェスト]

 ほ乳類の細胞内にある「ピリオドタンパク質」が、体内時計の周期を約24時間に調整する働きを持つことを、山口大と佐賀大の研究チームが明らかにしました。
 成果は5月、米科学誌セル・リポーツ電子版に掲載されました。
 体内時計は約1日周期で睡眠や覚醒などのリズムを生み出す機構。日の出や日没に合わせ、効率よく健康な生活を送るのに欠かせません。
 これまでに、細胞内の遺伝子の働きを活発にする活性化タンパク質と、その働きを抑える抑制タンパク質が交互に化学反応を起こし、体内のリズムが生ま れることがわかっていました。
 山口大時間学研究所の明石真教授によると、化学反応の時間だけでは24時間より短いため、別の要因が周期を延ばしていると考えられていました。
 研究チームは、マウスの細胞を使った実験で、ピリオドタンパク質が抑制タンパク質の化学反応を遅らせ、周期を延ばすことで24時間周期を保っていることを突き止めました。
 研究チームによると、ピリオドタンパク質が体内時計に影響を与えることはわかっていましたが、詳細な働きは不明でした。

 2014年7月1日(火)

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