SSブログ

■熱中症で1574人搬送、3人死亡6人重体 多治見市では39・2度 [健康ダイジェスト]

 日本列島は2日も高気圧に覆われ、厳しい暑さとなりました。岐阜県多治見市で39・2度、京都市で39・1度に達するなど、最高気温35度以上の猛暑日となる地点が各地で相次ぎました。
 一方、大気の状態が不安定になり、山沿いでは、雷雨が発生しました。気象庁は3日も、猛暑と局地的大雨への注意を呼び掛けています。
 気象庁によると、2日は全国928の観測地点のうち猛暑日は170カ所を超え、最高気温が30度以上の真夏日は猛暑日を含め660カ所を超えました。
 マスコミが各地の消防や警察に取材して午後8時現在でまとめたところ、熱中症とみられる症状で全国で少なくとも1574人が病院に運ばれ、3人が死亡し、6人が意識不明の重体となっています。
 都道府県別では、愛知県が153人、大阪府が103人、埼玉県が95人、千葉県が82人などとなっています。
 このうち、岡山県倉敷市では65歳の女性が自宅で倒れているのが見付かり、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。消防によりますと、熱中症の疑いがあるということです。
 また、山口県と愛媛県でも、高齢者が熱中症とみられる症状で病院に搬送され、死亡が確認されました。
 一方、和歌山市の丸の内拘置支所では、熱中症とみられる症状で2日連続、収容者が病院に搬送されました。
 丸の内拘置支所では、7月31日に収容中の男性が熱中症とみられる症状で死亡したのに続いて、1日も20歳代の収容者が熱中症とみられる症状で病院に運ばれていたことがわかりました。
 1日午後4時すぎ、丸の内拘置支所から「収容中の男性がけいれんを起こしている」と消防に通報がありました。消防が駆けつけたところ、20歳代の収容者が熱中症とみられる症状でグッタリしていて、病院に運ばれ、手当てを受けました。症状は軽いということです。
 和歌山地方気象台によりますと、1日の和歌山市は日中の最高気温が37度1分に達し、今年一番の暑さになっていました。
 丸の内拘置支所では7月31日も収容中の2人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれ、このうち、1人が死亡し、もう1人も一時、意識不明の重体になりました。
 丸の内拘置支所を所管する大阪刑務所によりますと、収容者にはお茶などの飲み物が用意されていますが、部屋にエアコンはないということです。
 大阪刑務所は、「前日の出来事を受けて、室内の換気や水分補給などには気を配っていた。今後、さらに健康管理に気を付ける」としています。

 2015年8月2日(日)

nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0