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■2015年の地球は観測史上最も暑い1年 温室効果ガス濃度も最高 [健康ダイジェスト]

 昨年、2015年の地球は、温室効果ガスの濃度が最も高くなり、観測史上最も暑い1年になったとアメリカの政府機関が発表し、温暖化の傾向が続く中で世界各地で異常気象が引き起こされていると分析しています。
 アメリカの海洋大気局(NOAA)は、62カ国の450人を超える研究者の協力を得て、昨年、世界各地で観測された気候の指標となるさまざまなデータを分析してまとめた報告書を2日、発表しました。
 それによりますと、昨年の地球表面の平均気温は、これまでで最も高かった一昨年、2014年よりもおよそ0・1度上がり、産業革命前の平均と比べて初めて1度以上上回って、観測史上最も暑い1年になったということです。
 温室効果をもたらす二酸化炭素の濃度が平均で399・4ppmと、これまでで最も高くなったことに加え、南米沖太平洋の赤道付近の海面温度が高くなるエルニーニョ現象が続いたことで、気温の上昇が増幅したとしています。
 さらに、こうした影響で北極地域などの氷河が溶けるなどして、海水面は人工衛星による観測が始まった1993年と比べて平均で7センチ上昇し、過去最高を更新しました。
 一方、深刻な干ばつに見舞われた地域はほぼ倍増。2014年には地球の8パーセントでしたが、2015年には地球の14パーセントとなりました。台風などの熱帯低気圧は101個発生して、2010年までの30年間の平均をおよそ20個上回ったということです。
 NOAAの報告書では、「ほとんどの指標は温暖化の傾向が続いていることを示している」とした上で、「気候変動によって世界各地で異常気象が引き起こされている」と分析しています。

 2016年8月3日(水)

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