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■ダニ媒介脳炎で北海道の40歳代男性が死亡 国内では初 [健康ダイジェスト]

 7月中旬、北海道でマダニにかまれた男性が「ダニ媒介脳炎」という感染症にかかり、8月13日に死亡したことがわかりました。
 ダニ媒介脳炎の国内での感染は、1993年10月に現在の北海道北斗市で酪農家の主婦の感染が確認されて以来2例目で、感染した人が死亡したのは初めてです。
 厚生労働省によると、ダニ媒介脳炎はフラビウイルスが原因で、このウイルスを持ったマダニがいない地域では感染は起きません。北海道の一部地域でウイルスが見付かっています。人から人に直接感染することはないとされます。
 潜伏期間は7~14日で、発熱や筋肉痛などのインフルエンザに似た症状の後、髄膜炎や脳炎を起こします。海外では多数の死亡例が報告されています。 
 北海道などによりますと、7月中旬、道内の40歳代の男性が草やぶでマダニにかまれ、医療機関で診察を受けたところ、フラビウイルスを持ったマダニにかまれることで起きるダニ媒介脳炎に感染していることがわかりました。
 男性は発熱や意識障害、けいれん、髄膜炎、脳炎などの症状が出て、札幌市内の病院に入院していましたが、8月13日に死亡しました。
 北海道保健福祉部は、「草が茂った場所に入る際は、マダニにかまれないよう長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を避けることが重要」と注意を呼び掛けています。

 2016年8月16日(火)

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