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■手術前後の写真は説明付きで掲載可、体験談は禁止 厚労省が医療広告の新規制 [健康ダイジェスト]

 医療機関のホームページやインターネット広告で紹介されている美容手術の前と後の写真について、厚生労働省は29日、詳細な説明を付ければ掲載を認めることを決めました。
 10月には原則禁止としましたが、治療をイメージできる長所もあるとして写真だけの掲載は禁止するものの、副作用のリスクや治療内容の詳しい説明を加えれば可能としました。一方で、患者の個人的な治療体験談や手記の掲載は禁じます。
 この日の検討会で、ガイドライン案が示されました。手術前後の写真を並べて差を示す、いわゆる「ビフォーアフター写真」について、がん治療後の乳房再建などを例に、情報提供が必要な側面があるとの意見を踏まえ、方針を変えたといいます。
 治療体験談や手記については、主観に基づき誤解を与える恐れがあるとしました。個人のブログや口コミサイトへの書き込みは、医療機関側から金銭を受けていなければ広告に該当せず可能といいます。
 ガイドライン案では、具体的な禁止広告も例示。「どんな難しい症例でも必ず成功します」「1日ですべての治療が終了します」などは虚偽広告としました。さらに、「著名人も推薦しています」など、ほかの医療機関より著しく優れているとの誤解を与える恐れのある宣伝は、比較優良広告に当たるとし、禁止としました。
 検討会は、ガイドライン案を大筋で了承しました。12月から一般の意見を募り、来年6月に改正医療法や関係省令を施行する見通し。
 医療機関の広告規制を巡っては、今年6月に改正医療法が成立。テレビCMや看板、チラシなどのほかに、新たに医療機関のサイトも規制対象とすることが盛り込まれたため、ガイドラインを策定しました。

 2017年11月30日(木)

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