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■農水省、「ビワの種」を食べないよう注意喚起 天然の有害物質を含み健康被害の恐れ [健康ダイジェスト]

 農林水産省は、インターネットなどで健康によいと紹介されている「ビワの種」について、天然の有害物質が含まれ、多量に摂取すると健康を害する恐れがあるとして、粉末にするなどして食べないよう注意を呼び掛けています。
 農水省によりますと、果物のビワの種に含まれている「アミグダリン」という物質について、インターネットなどで「ビタミンの一種で健康によい」とか「がんに効果がある」などと紹介されたり、ビワの種を使った料理のレシピが掲載されたりしているということです。
 しかし、農水省は、「アミグダリン」は青酸を含む天然の有害物質で、健康によいという科学的な根拠はなく、多量に摂取した場合、頭痛やめまいなどの中毒症状を起こす恐れがあるとしています。また、実際にビワの種を乾燥して粉末に加工などした食品から有害物質が高い濃度で検出され、回収されたケースが、今年度に4件あったということです。
 海外では、アミグダリンを含む、ビワと同じバラ科植物のアンズの生の種子を体によいとして大量に食べたことによる健康被害や死亡例が、複数報告されているといいます。
 農水省は、ビワの種を粉末にした食品を食べないよう注意を呼び掛けているほか、粉末にせず種のまま料理する場合も注意するよう呼び掛けています。
 一方、熟した果肉については、安全に食べることができるとしています。
 農水省の担当者は、「回収されたビワの種の粉末食品のうち、特に濃度が高いものは、小さじ1杯程度でも健康に影響がないとされる量を超えて青酸を摂取してしまう可能性があった。種を料理した場合も、これまでに健康被害の報告はないが、注意してほしい」と話しています。

 2017年12月7日(木)

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