■東電社員、白血病発症で労災認定 原発事故の緊急作業などで被曝 [健康ダイジェスト]
厚生労働省は13日、東京電力福島第一原子力発電所事故の緊急作業などで被曝(ひばく)し、白血病を発症した40歳代の東電の男性社員について、労災を認定しました。
原発事故後の作業で被曝し、白血病を発症して労災認定されるのは、3人目。
厚労省の発表によると、男性は1994年4月、東電に入社し、福島第一原発で原子炉の機器の保全業務を担当していました。2011年3月の東日本大震災の際は、津波による被害の確認や爆発した1、3号機の原子炉格納容器への注水作業などに9か月にわたり従事。2016年2月、白血病と診断され、労災を申請しました。男性の累積の被曝線量は約99・3ミリシーベルトで、厚労省が定めた労災認定の基準に達していました。
福島第一原発では事故以降、今年の5月までに、およそ5万6000人の作業員が収束作業に当たっており、作業で被曝し白血病を含むがんで労災申請したのは、16人。このうち、労災認定されたのは、白血病で3人、甲状腺がんで1人の計4人。5人が調査中で、5人が不認定、2人が取り下げました。
東電は、「労災認定は労働者への補償の観点から判断されたと認識している。引き続き、被曝管理を徹底する」とコメントしています。
2017年12月14日(木)
原発事故後の作業で被曝し、白血病を発症して労災認定されるのは、3人目。
厚労省の発表によると、男性は1994年4月、東電に入社し、福島第一原発で原子炉の機器の保全業務を担当していました。2011年3月の東日本大震災の際は、津波による被害の確認や爆発した1、3号機の原子炉格納容器への注水作業などに9か月にわたり従事。2016年2月、白血病と診断され、労災を申請しました。男性の累積の被曝線量は約99・3ミリシーベルトで、厚労省が定めた労災認定の基準に達していました。
福島第一原発では事故以降、今年の5月までに、およそ5万6000人の作業員が収束作業に当たっており、作業で被曝し白血病を含むがんで労災申請したのは、16人。このうち、労災認定されたのは、白血病で3人、甲状腺がんで1人の計4人。5人が調査中で、5人が不認定、2人が取り下げました。
東電は、「労災認定は労働者への補償の観点から判断されたと認識している。引き続き、被曝管理を徹底する」とコメントしています。
2017年12月14日(木)
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