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■二酸化炭素排出量、高齢者世帯は若中年世帯よりやや多め 環境省調査 [健康ダイジェスト]

 環境省は28日、一般家庭を対象とした二酸化炭素(CO2)排出量調査の結果を発表し、高齢者の世帯は若者や中年の世帯に比べて、二酸化炭素の排出量がやや多い傾向がみられることがわかりました。
 調査は、昨年4月から今年3月にかけて、全国1万3000世帯を対象に、家族構成や月ごとの電気やガスの使用量、省エネに対する心掛けなど496項目のアンケートを実施。約9505世帯から回答を得ました。
 調査結果によると、世帯当たりの年間の二酸化炭素排出量(電気、ガス、灯油の合計)は3・3トン。電気の使用に伴う排出が68・2%、都市ガスの使用に伴う排出が13・0%、LPガスの使用に伴う排出が5・5%、灯油の使用に伴う排出が13・0%を占めていました。
 家族が多く、自宅が広い家庭ほど排出量は多くなりました。世帯主の年齢別では、60~64歳の世帯の排出量が最も多くなりました。年間世帯収入別では、2000万円以上を除き、年間世帯収入の増加に伴い、二酸化炭素排出量が増加する傾向がみられました。地域別では、冬場に暖房を多く利用する北海道や東北、北陸の世帯で排出量が多い傾向がみられました。
 一人暮らしの高齢者の世帯からの排出量は2・19トンで、若年・中年の一人暮らしより約3割多くなりました。夫婦でも高齢者の世帯では1割多くなりました。
 環境省低炭素社会推進室は、「高齢者は戸建てに住んでいる人が多く、自宅で過ごす時間も長いことなどが影響しているのではないか」と分析しています。
 また、省エネ意識が高い家庭ほど二酸化炭素排出量が少ない傾向も確認されました。炊飯器の保温機能を極力使わない家庭はそうでない家庭よりも23%、家族が続けて入浴することを心掛ける家庭はそうではない家庭より7%、二酸化炭素排出量が少なかったといいます。

 2018年9月29日(土)

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