SSブログ

■精神疾患患者の4割、医師の説明「不十分」と回答 精神科医らが調査   [健康ダイジェスト]

 精神疾患で医療機関を受診した患者の4割は、精神科医や心療内科医ら担当医の説明が不十分だと感じていることが、精神科医らでつくる研究チームの大規模調査でわかりました。精神科を担当する医師の診察時の態度について、患者側に尋ねる調査は珍しく、日本精神神経学会の学会誌に掲載されました。
 調査は、全国の患者団体などを通じて患者と家族の計1万8000人に郵送で質問用紙を送付。有効回答は6202人(患者2683人、家族3519人)。
 医師の診察時の態度に対する患者の評価は、「早く診察を切り上げようとする雰囲気がある」41%、「病名や薬について十分な説明がない」37%、「回復の見通しについて納得できる説明がない」36%など、十分な説明がないことへの不満が目立ちました。
 一方で、「専門家として自信を持っている」85%、「親しみやすい雰囲気」83%、「頼りがいがある」83%など、高い評価を受けている項目もありました。
 調査を行った「やきつべの径(みち)診療所」(静岡県焼津市)の児童精神科医、夏苅(なつかり)郁子さんは、「医師は診察室では圧倒的に強い立場で、患者や家族は評価どころではない。主治医のご機嫌を損ねないように顔色を見ている。精神疾患の治療には良好なコミュニケーションが不可欠。医師は患者との接し方を見直す切っ掛けにしてほしい」と話しています。
 調査結果は、小冊子にして全国の精神科病院などに配布する予定。

 2018年11月20日(火)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。