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■長く歩く人ほど認知症になりにくい 東北大が研究発表 [健康ダイジェスト]

 1日に歩く時間が長い人ほど認知症になりにくいとの研究結果を、東北大学の研究チームが発表しました。
 調査は、宮城県大崎市の65歳以上の住民1万3990人を対象に実施。1日の歩行時間で「30分未満」「30分~1時間」「1時間以上」の3グループに分け、2007年から約6年間にわたって、認知症になった人がいるかどうかを調べました。
 その結果、「1時間以上」のグループで認知症になった人の割合は、「30分未満」のグループと比べて28%少なくなりました。「30分~1時間」のグループも「30分未満」のグループより19%少なくなり、歩行時間が長いと認知症になりにくい傾向がみられました。
 これらを踏まえ、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」のデータも活用し、歩く時間の長さと認知症のなりやすさの関係を試算。仮に「30分未満」「30分~1時間」のグループが歩行時間を延ばし、それぞれ1段階上のグループに移行すると、認知症になる割合を14%抑えられるとしました。
 65歳以上のすべての人が1日1時間以上歩けば、日本全体で認知症になる割合を18%抑えられる計算になるといいます。
 研究をとりまとめた東北大学講師の遠又靖丈さんは、「認知症を予防するため、高齢者に歩く時間を増やすように呼び掛ける意義は大きい」と話しています。

 2018年12月11日(火)

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