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■世界初のゲノム編集の双子、中国調査チームが事実認定 別の1人が妊娠中 [健康ダイジェスト]

 中国広東省の南方科技大学の賀建奎副教授が昨年11月、遺伝子を効率よく改変する「ゲノム編集」技術を使い、エイズウイルス(HIV)に感染しないよう受精卵を操作して双子を誕生させたと主張した問題に関し、地元広東省の調査チームは賀氏の主張は事実だと認定しました。
 動機については、「自分の名誉と利益を追い求めるため、国が禁止する生殖目的のゲノム編集を行った」としています。国営新華社通信が21日に伝えました。ゲノム編集によって子供が生まれたのは世界で初めて。
 賀氏は昨年11月、香港大で開かれた国際会議で、ゲノム編集を経た双子の誕生を発表しました。しかし、根拠となる具体的な情報を明らかにしなかったため、「真偽不明」として国内外で疑問視されていました。
 広東省の調査チームが事実だと認定したことで、今後、倫理面や安全性に問題があるとする批判が、さらに高まりそうです。
 南方科技大は21日、広東省の調査結果を踏まえ賀氏を解雇することを決めたと発表しました。
 調査チームによると、賀氏は2017年3月から2018年11月にかけて、偽造した倫理審査文書を使って、夫がHIVに感染した8組の夫婦(1組は途中で辞退)を募り実験を行いました。このうち2人が妊娠し、1人が双子の女の子を出産。もう1人は妊娠中だといいます。
 賀氏は2016年6月からひそかに外国人を含むチームを組織したとしていますが、かかわった個人や組織、資金源などは明らかではありません。 

 2019年1月21日(月)

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