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■病気腎移植、先進医療として実施へ 厚労省が官報告示  [健康ダイジェスト]

 腎臓がんなどの患者から摘出した腎臓の病巣を取り除き、腎臓透析などで移植を希望している別の腎不全患者に移植する病気腎移植(修復腎移植)について、厚生労働省は、入院費など一部に保険が効く先進医療として実施することを1月31日付で官報に告示しました。
 東京西徳洲会病院(東京都昭島市)が申請し、昨年7月に条件付きで承認されました。提供者(ドナー)に不利益がないよう注意を払い、移植を受ける患者の公平性なども保つよう、外部の専門家が協議する検討委員会の体制を整えることが条件でした。
 病気腎移植は、同病院と、臨床研究として病気腎移植を実施してきた宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)が担当します。今後4年間で42例の移植を実施し、移植後5年間の生存率やがん発生の有無などを調べます。5例目までは、1例ごとに厚労省に報告します。また、治療がうまくいかなかった患者が4人出た場合は中止します。
 結果が良好だった場合は、他の病院でも実施される可能性があります。国内では腎臓透析患者が30万人以上おり、移植を希望する患者も1万人を超えます。ただ、提供数は不足しており、臓器提供者が現れるまで10年以上待つケースも多くなっています。

 2019年2月5日(火)

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