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■人の臓器を持ったブタなどの動物の出産、解禁 文科省が指針改定 [健康ダイジェスト]

 動物の受精卵が成長した胚(はい)に、人の細胞を注入した「動物性集合胚」の取り扱いについて、文部科学省は1日、より幅広い研究ができるように指針を改定しました。禁じられていた動物性集合胚の動物の子宮への移植や、この胚を使った出産が可能になります。
 動物の体内で人の臓器を作る研究が、国内でも本格化するとみられます。人の子宮への移植や、この方法で生まれた動物の交配は禁じます。
 指針の改定で、例えば膵臓(すいぞう)ができないようにしたブタの胚に人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を注入後、胚をブタの子宮に移植し、人のの膵臓を持つ子供のブタを作れます。
 将来的には、この方法で作った臓器を取り出し、治療目的での人への移植も検討されています。人と動物の外見が混じった個体が生まれる可能性は、極めて低いとされます。
 これまで動物性集合胚を作るのは基礎研究に限られ、最長14日しか培養できず、移植もできませんでした。
 研究を進めるには、研究機関と文科省の2段階の審査で認められる必要があります。東京大のグループが研究の準備を進めています。

 2019年3月5日(火)

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