■クラミジア感染症の初ワクチン、予備臨床試験で有望な反応 国際研究チームが発表 [健康ダイジェスト]
クラミジア感染症の世界初となるワクチン開発の予備臨床試験で、被験者の女性らに有望な免疫反応が認められ、安全性も確認されたといいます。国際研究チームが13日、発表しました。
医学誌「ランセット」に掲載された論文によると、年内に予定されているさらなる臨床試験で、このワクチンに実際にクラミジアの感染予防効果があるかどうかが判明します。
クラミジアは、膣性交、肛門性交、オーラルセックスなどの性的接触で感染します。世界保健機関(WHO)によると、細菌性の性感染症の中では最も一般的で、世界中で毎年1億3000万人が感染しているといいます。
女性の6人に1人がこの細菌に悩まされているとされ、不妊の原因になることもある骨盤内炎症性疾患と呼ばれる痛みを伴う感染症を引き起こすことで知られます。また、妊娠中にクラミジアに感染すると、流産や死産、または早産などのリスクが高まります。
世界的には15~49歳の女性の4・2%、男性の2・7%が感染しているとみられています。また、クラミジアに感染していると、淋病やHIVにも感染しやすくなるとされます。
これまで各国のクラミジア感染症対策は、安価な簡易検査と効果の高い抗生物質治療が存在するにもかかわらず、国際的流行の抑制におおむね失敗しています。
論文の主著者で、デンマークの国立血清学研究所のヘレネ・ユエル氏は、「このワクチンが市場に出るまでには、まだ何年も研究を重ねなければならないが、我々は研究の次の段階を計画している」と話しました。
2019年8月13日(火)
医学誌「ランセット」に掲載された論文によると、年内に予定されているさらなる臨床試験で、このワクチンに実際にクラミジアの感染予防効果があるかどうかが判明します。
クラミジアは、膣性交、肛門性交、オーラルセックスなどの性的接触で感染します。世界保健機関(WHO)によると、細菌性の性感染症の中では最も一般的で、世界中で毎年1億3000万人が感染しているといいます。
女性の6人に1人がこの細菌に悩まされているとされ、不妊の原因になることもある骨盤内炎症性疾患と呼ばれる痛みを伴う感染症を引き起こすことで知られます。また、妊娠中にクラミジアに感染すると、流産や死産、または早産などのリスクが高まります。
世界的には15~49歳の女性の4・2%、男性の2・7%が感染しているとみられています。また、クラミジアに感染していると、淋病やHIVにも感染しやすくなるとされます。
これまで各国のクラミジア感染症対策は、安価な簡易検査と効果の高い抗生物質治療が存在するにもかかわらず、国際的流行の抑制におおむね失敗しています。
論文の主著者で、デンマークの国立血清学研究所のヘレネ・ユエル氏は、「このワクチンが市場に出るまでには、まだ何年も研究を重ねなければならないが、我々は研究の次の段階を計画している」と話しました。
2019年8月13日(火)
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