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■2019年のデング熱患者、1999年以来最多 海外感染が大半を占める [健康ダイジェスト]

 国立感染症研究所は15日、昨2019年のデング熱患者は461人で、1999年の集計開始以来、最多となったと発表しました。大きな流行があった東南アジアで原因ウイルスに感染し、日本に入国してから急な発熱などの症状が現れた例が多いとみられます。国内で感染者の血を吸った蚊に刺され、発症した人も3人いました。
 蚊が活動する夏場に東京オリンピック・パラリンピックが開かれる今年は、多くの訪日客が見込まれます。感染症研究所の西條政幸ウイルス第1部長は、「日本は流行地ではないが、海外との間で人の出入りがあれば感染の恐れがある。疑わしい場合は検査を受けてほしい」と呼び掛けています。
 感染症研究所によると、患者はフィリピン、カンボジア、タイ、ベトナムに渡航していた人が多くなっています。国内で感染したのは、昨年9月に修学旅行で一緒に京都市と奈良市を訪れた東京都の生徒3人。海外への渡航歴はありませんでした。これまでは、2016年の342人が最多でした。
 デング熱と同じく熱帯や亜熱帯で蚊が媒介するチクングニア熱の患者は49人で、2011年の集計開始以来、最多でした。
 デング熱とチクングニア熱は、発熱や関節痛、発疹などの症状が特徴。原因ウイルスに特化した薬やワクチンはありません。デング熱は2014年、東京都の代々木公園などで国内感染が相次いで確認され、騒ぎになりました。

 2020年1月16日(木)

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