■新型コロナウイルス、奈良市で３人の感染確認 ライブハウス１人、クルーズ船２人

　奈良県は６日、いずれも奈良市に住む３人が新型コロナウイルスに感染しているのが新たに確認されたと発表しました。このうち１人は大阪市内のライブハウスを訪れ、ほかの２人は集団感染が起きたクルーズ船に乗っていたということです。
　奈良県で感染が確認されたのは、１月末のバス運転手の男性と合わせて４人となりました。
　奈良県などによりますと、奈良市に住む60歳代の男性は３日から４日にかけて下痢などの症状があり、検査の結果、６日、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
　２月19日に複数の感染が確認された大阪市北区のライブハウス「Ｓｏａｐ ｏｐｅｒａ ｃｌａｓｓｉｃｓーＵｍｅｄａー」（ソープオペラクラシックス梅田）を訪れていたということで、これまでに把握している濃厚接触者に症状はないものの、ほかにも接触した人がいないか調査しています。
　男性は、県内の医療機関に入院しているということです。
　また、ほかの２人は、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていたいずれも奈良市の70歳代の女性と60歳代の男性で、ともに症状はないものの、新型コロナウイルスの検査の結果、陽性であることが確認されたということです。
　２人とも下船した後、健康観察の期間中は自宅で待機していたということで、周囲への感染の可能性はないとしています。

　２０２０年３月６日（金）

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