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■外務省が全世界への渡航自粛を要請 新型コロナウイルス感染拡大で [健康ダイジェスト]

 外務省は25日、全世界を対象に不要不急の渡航自粛を求める「レベル2」の危険情報を出しました。中国から拡散した新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大しているためで、政府が国や地域を問わず、全世界を対象に渡航自粛を要請するのは初めて。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外務省は感染症への注意が必要な国や地域に出す「感染症危険情報」について、イタリアやスペインなどヨーロッパの国々やイランのほか、中国と韓国の一部地域を対象に、渡航中止を勧告する「レベル3」を出しています。
 また18日には、全世界への渡航に十分注意するよう呼び掛ける「レベル1」を出しました。
 こうした中、外務省は25日夜、「感染症危険情報」とは別に海外の治安情勢などを考慮して出している「危険情報」について、世界全体を対象に不要不急の渡航をやめるよう求める「レベル2」に引き上げました。
 感染症を理由に「危険情報」が出されるのは異例のことで、政府が国や地域を問わず全世界への渡航の自粛を要請するのは初めてです。
 外務省は感染が広がっていない国や地域でも、国境閉鎖や外出禁止令などの措置により現地で行動制限を受けたり、国際線の運航停止などで出国できなくなったりする恐れが出ているためだとしています。
 茂木敏充外務大臣は26日未明、記者団に対し「世界では、感染がそれほど広がっていない地域でも移動制限や空港の閉鎖などが行われている。一度そうした国に行くと、移動や帰国ができなくなる懸念もあり、渡航する方への注意喚起の意味で全世界を対象に危険情報をレベル2に引き上げた。ぜひ、国民の皆さん、海外渡航を考えている方は再検討していただきたい」と述べました。

 2020年3月27日(金)

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