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■沖縄県が全国最多、直近1週間の新型コロナウイルス感染者 10万人当たり18・38人で東京都、大阪府を上回る [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染者数は東京都などの首都圏や大阪府、福岡県、愛知県など都市部で増えていますが、全国的に感染は拡大傾向となっており、7月26日から8月1日までの直近1週間の感染者数は人口10万人当たりで、沖縄県が18・38人と最も多く、次いで東京都が15・72人、福岡県が13・83人、大阪府が13・68人、愛知県が12・80人、宮崎県が9・51人、熊本県が8・98人などとなっています。
 厚生労働省は、今年6月に医療体制の確保に関連し、都道府県が社会に外出自粛などの協力要請を行うタイミングとして、それまでの1週間の新たな感染者数が人口10万当たり2・5人を超えた日を目安とするよう示しています。
 1日までに21の都府県でこの数字を超えており、感染の拡大が懸念されています。
 沖縄県内で新型コロナウイルスの感染が広がっている状況について、感染症が専門で沖縄県立中部病院の高山義浩医師は「流行が急速に起きているため、新たに病床を開けていくのが追い付かない状況ではあるが、軽症者に療養してもらうホテルなどの確保を急げばまだ対応は可能だ。ただ、今後、高齢者に感染が広がると病床が足りなくなり、危機的な状況になる恐れがある」と指摘。
 その上で、高山医師は沖縄県内の人たちに対して、「今は若者を中心に感染が広がっていて多くは軽症だが、高齢者や基礎疾患のある人にとっては命にかかわる病気なので、こうしたリスクの高い人たちに会いに行ったり、感染者が多い那覇市などの都市部からあちこちに出歩いたりするのはなるべく控えてほしい」と呼び掛けました。
 そして県外からの観光客については、「観光客が原因となったクラスターは報告されておらず、観光が現在の感染拡大の原因だとはとらえていない。ただ、県内の医療機関の受け入れ態勢には限界があるので、感染者が多く出ている地域から沖縄を訪問するのは控えてほしい」と述べました。
 沖縄県によりますと、県内での病床利用率は2日午後の時点で129・9%となっており、医療体制がひっ迫している状況が続いています。
 県は、これまで無症状の人などを中心に病院やホテルで受け入れていましたが、今後、自宅での療養を勧めるほか、那覇市内に4日およそ100床のホテルを療養施設として確保するなどしてさらなる感染拡大に備えたいとしています。
 玉城デニー知事は、「医療崩壊は何としても食い止めなければいけない。感染拡大を防ぐには外出自粛など最大限協力をお願いしたい」と述べました。
 沖縄県は、医療機関の病床の数に軽症者などの療養を目的に確保したホテルの部屋数を加えたものを病床数としています。
 ここ1週間の病床利用率をみると、右肩上がりとなっており、7月27日には46・3%だったのが、1日に100%を超えて108・3%となりました。
 そして、2日の時点での病床数は278床、病院や宿泊施設での療養が必要な人は合わせて361人で、病床利用率は129・9%と100%を大きく超えました。
 およそ140人が自宅での待機を余儀なくされ、2日の時点で重症患者は3人となっています。

 2020年8月2日(日)

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