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■新型コロナウイルス治療薬「アビガン」、11月にも承認へ 3週間で審査終了 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」について、早ければ審査を3週間で終えて11月にも承認される見通しであることが3日、わかりました。複数の政府関係者が明らかにしました。
 開発した富士フイルム富山化学は、10月内にも国に承認申請を出す方針です。新型コロナウイルスの治療薬には「レムデシビル」と「デキサメタゾン」があり、認められれば国内で3例目となります。
 複数の政府関係者によると、富士フイルム富山化学は臨床試験(治験)の結果を踏まえて、治験の報告書を作成し、10月中旬ごろ、申請する見通しです。質の高い検査データが得られていた場合、3週間で審査を終えて承認することは可能だといいます。
 田村憲久厚生労働相は9月25日の記者会見で、「企業がデータをそろえて出してくれば、科学的に検証した上で承認をするのかしないのかを決定したい」と述べていました。厚労省幹部は、「承認ありきではない」としています。
 アビガンは、富士フイルム富山化学が新型インフルエンザ治療薬として開発し、2014年に製造販売の承認を得ました。新型コロナウイルス薬としての承認を目指して3月末に、重篤ではない患者156人を対象に臨床試験(治験)を始め、9月半ばに完了しました。アビガンを投与した患者の症状が改善してウイルスが陰性化するまでの期間が、偽薬を投与した患者より3日程度短かったとしています。
 アビガンは観察研究と呼ばれる枠組みで、すでに一部の医療機関で新型コロナウイルス治療に使われています。治療薬として承認されれば、幅広い医療機関で使えるようになります。妊婦に投与すると副作用で胎児に影響が出る恐れがあるため、妊婦らは服用できません。

 2020年10月4日(日)

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