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■北海道、新たに96人の新型コロナウイルス感染確認 1日当たりの過去最多を更新 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染確認は北海道で2日、合わせて96人と、これまでで最も多くなり、100人に迫る規模となりました。このうち、札幌市は83人に上り、感染が急増しています。
 新たに感染が確認されたのは、札幌市で、市内に住む69人と居住地が非公表の14人の合わせて83人で、札幌市の1日の感染確認としては、1日の59人を20人以上、上回り、感染が急増しています。
 このほか、北海道内では小樽市の1人、旭川市の1人、千歳市の4人、恵庭市の2人、苫小牧市の1人、石狩地方の1人、胆振(いぶり)地方の3人の合わせて13人の感染が確認され、道内の1日の感染確認は、合わせて96人となりました。検査数は、1175件でした。
 年代別にみますと、非公表の23人を除いて、20歳代と30歳代が21人と最も多く、次いで40歳代が14人などとなっています。
 道などによりますと、現在の症状が非公表の15人を除いて、いずれも軽症か無症状だということです。
 96人のうち半数以上に上る57人は、感染経路がわからないということです。
 道によりますと、新たに感染が確認された人のうち1人は、クラスター(感染者の集団)が発生している苫小牧市の道立苫小牧工業高校の生徒で、このクラスターに関連する感染者は、合わせて12人となりました。
 また、道は千歳市にある陸上自衛隊東千歳駐屯地で、新たなクラスターが発生したと発表しました。東千歳駐屯地では10月10日、自衛隊員5人が感染したクラスターが発生し、道は、10月23日、終息したとしていましたが、20歳代から50歳代の合わせて6人の感染が新たに確認されたということです。
 さらに、札幌医科大学附属病院は、患者と看護師ら合わせて4人の感染が確認されたと発表しました。
 病院によりますと10月30日と31日に、「11階北病棟」に勤務する20歳代の看護師2人の感染が相次いで確認されたことから、同じ病棟で勤務する職員や入院患者全員を対象にPCR検査を行ったところ、入院患者と、退院した患者の2人の感染も確認されたということです。
 病院は31日から、この病棟での新たな患者の受け入れを休止しています。
 また、道は札幌市に本社がある「ライラック交通」で1日、タクシー運転手1人の感染が確認されたとして、利用した可能性がある人は札幌市保健所などに相談するよう呼び掛けています。
 市保健所の相談窓口は011-632-4567で、対象となる乗車時刻や場所などの情報は、道のホームページで確認できるということです。
 道内の感染者は、札幌市の延べ2263人を含む延べ3301人となり、このうち、死亡した人は110人、治療を終えた人は延べ2467人となっています。
 札幌市では2日、これまでに最も多い83人の感染が確認され、3日連続で最も多くなりました。
 札幌市の担当者は記者会見で、感染者のうち40歳を超える「中高年層」が10月下旬になって105人と、急増していることを明らかにしました。
 また、感染していた飲食店の従業員が、別の店で一緒に飲食した人たちに感染させたり、家族などにも感染を広げたりしてクラスターが連鎖する例も起きているということです。
 札幌市では、感染対策の徹底が特に求められる場面として、学校や職場での休憩時間、同僚や友人との飲食を挙げています。
 札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は、「このまま中高年層に感染が広まると重症患者や死亡者が増えてくることが予想される。市民と事業者には、ここでもう一度、気を引き締め直して基本的な感染防止対策をしてほしい」と話し、対策の徹底を呼び掛けました。
 北海道保健福祉部の廣島孝技監は記者会見で、「患者数が毎日増加し、最多を更新しているような状況で、まだ頂点に達していると捉えることはできず、危機感を非常に強く持っている。クラスターの発生も相次いでいるが、状況をみていくと、『症状があるのに出勤している』ということが増えてきていて、対策が緩んできていると感じている」と指摘しました。
 その上で、発熱やせきなどの症状がある場合は休むということを、もう一度、徹底し、マスクの着用や手洗いなどの基本的な感染防止対策を徹底するよう注意を呼び掛けました。

 2020年11月2日(月)

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