■新型コロナウイルス、北海道で４日連続100人超の153人が感染 全国で946人感染、７人死亡

　国内では８日午後７時40分の時点で、東京都で189人、北海道で153人、大阪府で146人、愛知県で81人、神奈川県で79人、埼玉県で45人、千葉県で44人、兵庫県で32人、沖縄県で30人、京都府で21人など、空港の検疫などを含め946人の新型コロナウイルスへの感染が発表されています。
　また、佐賀県で１人、北海道で１人、奈良県で１人、宮城県で１人、愛知県で１人、沖縄県で１人、神奈川県で１人の合わせて７人の死亡の発表がありました。
　国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め10万8503人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて10万9215人となっています。亡くなった人は国内で感染した人が1824人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて1837人です。
　厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、８日時点で196人となっています。
　一方、症状が改善して退院した人などは、８日時点で国内で感染した人が９万7197人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の合わせて９万7856人となっています。
　新型コロナウイルスの感染確認は北海道内で８日、153人と４日連続で100人を超え、これまでで最も多い７日の187人に続き２番目となりました。最大都市の札幌市を中心に感染拡大に歯止めがかかっていません。
　８日、北海道内で新たに感染が確認されたのは、札幌市で96人、旭川市で16人、小樽市で３人など合わせて153人と、４日連続で100人以上となりました。
　年代別にみますと、非公表の17人を除いて20歳代が35人と最も多く、次いで30歳代が22人となっています。153人のうち、64人は感染経路がわからないということです。
　また、北海道は８日、70歳代の女性が７日に死亡したと発表しました。
　北海道内の感染者は、札幌市の延べ2770人を含む延べ4021人、死亡した人は114人、治療を終えた人は2931人となっています。
　北海道と札幌市は８日、病院や接待を伴う飲食店などで新たに６件のクラスター（感染者の集団）が発生したことを明らかにしました。道内で１日に確認されたクラスターの件数としては最も多いということで、道内のクラスター発生は10日連続となりました。
　このうち、岩見沢市の北海道中央労災病院では、20歳代から80歳代の職員１人と入院患者６人の合わせて７人の感染が確認されました。
　また、滝川市の滝川中央病院では、20歳代から80歳代の職員１人と入院患者４人の合わせて５人の感染が確認されました。
　江別市内の接待を伴う飲食店でも、20歳代から40歳代の合わせて11人の感染が確認されました。
　札幌市北区の札幌北七条郵便局では、10月30日、窓口業務に当たっていた郵便局員が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、濃厚接触者に当たる郵便局員などを検査した結果、８日までに20歳代から60歳代の郵便局員６人の感染が確認されたということです。
　また、札幌市内の有料老人ホームでは２日に従業員１人の感染が確認され、濃厚接触者に当たる従業員と入居者を検査した結果、８日までに、30歳代から80歳代の従業員10人と入居者９人の合わせて19人の感染が確認されたということです。
　さらに、札幌市内の専門学校では、２日に生徒１人の感染が確認され、濃厚接触者に当たる生徒19人を検査した結果、８日までに８人の生徒の感染が確認されたということです。
　札幌市は、クラスターが発生した有料老人ホームと専門学校について、濃厚接触者が把握できているとして施設名を公表していません。
　病院でクラスターが相次いで発生しており、道の担当者は「各病院で感染防止策を取っているが、感染者が増えると職員が病院に持ち込む可能性があり、完璧に防ぐのは難しい」と危機感を示しています。

　２０２０年１１月８日（日）

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