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■新型コロナの軽症患者に使用できる2種類目の治療薬「ソトロビマブ」承認 厚労省 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省27日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として点滴薬「ソトロビマブ」の国内での製造販売を特例承認しました。対象となるのは、高齢者や基礎疾患があるなど重症化のリスクが高く、かつ酸素の投与が必要ない軽症または中等症の入院患者。軽症者にも使える薬は、抗体カクテル療法の「ロナプリーブ」に続き二つ目になります。
 イギリスの製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発しました。ロナプリーブと同様にウイルスが細胞に感染するのを妨げる中和抗体を使いますが、2種類の中和抗体を混ぜるロナプリーブと異なり、使う中和抗体は1種類。GSKが9月6日に承認申請し、厚労省の専門家部会が海外で実施した臨床試験(治験)のデータをもとに判断しました。
 GSKによると、海外の治験では、この薬を使った人は、偽薬を使った人と比べて、投与から29日目までに死亡や入院が79%少なくなったといいます。すでにアメリカでは5月から治療に使われています。
 軽症者が使える治療薬はこれまでロナプリーブのみでしたが、供給量に限りがある中、ソトロビマブも使えるようになり、重症者をさらに減らせる可能性があります。ソトロビマブは使用対象を入院患者に限っていますが、厚労省は今後、安全性などを検討し、外来や往診でも使えるようにする見込みです。
 国内で承認された新型コロナウイルス感染症の治療薬は、ほかにレムデシビル、デキサメタゾン、バリシチニブがあり、計5種類になりました。

 2021年9月28日(火)




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