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■新型コロナの長期間続く後遺症、ワクチン接種で半減 イギリスで調査 [健康ダイジェスト]

 イギリスの保健安全局は15日、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人は後遺症にかかりにくいとの調査結果を発表しました。ワクチンを接種していない人に比べて、後遺症が出る確率が半分程度でした。同局は「ワクチンは重症化を防ぐ最善の方法であり、長期的な影響を減らすことにも役立つ可能性がある」としています。
 同局が国内外の15の研究を分析。数週間から数カ月も症状が続く新型コロナの後遺症は「ロングコビッド」ともいわれ、イギリスの人口の約2%が疲労や息切れ、筋肉や関節の痛みといった症状を訴えているといいます。
 オミクロン型変異ウイルスは重症化率が低いほかワクチン接種が進み、基礎疾患がない場合は感染しても軽症や無症状の人が多くなっています。ただ、一部では長期間の後遺症に悩むケースが報告されています。
 キングス・カレッジ・ロンドンのミケラ・アントネッリ氏らの研究では、ワクチンの接種を2回行った人は4週間以上続くロングコビッドの発症率が半減することが示されています。
 アントネッリ氏らは、陽性診断以降28日以上にわたって症状が続くロングコビッドを報告した例を調査。ロングコビッドを報告したのは、ワクチン未接種者の場合は報告者の11%でしたが、2回目のワクチン接種から7日以上経過した後に陽性と診断された報告者の場合は5%と、ワクチン接種を終えることによってロングコビッドの確率が半分以下になることが判明しました。
 共同研究者のクレア・スティーブス氏は、「2回のワクチン接種を行うことで、ウイルス感染のリスクとロングコビッドのリスクを減少させることを発見したことは朗報に思えます」と述べています。

 2022年2月16日(水)




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