■症状の入力で「希少・難治性疾患」情報検索 京大やIBMの研究チームが公開 [健康ダイジェスト]
京都大や日本IBMなどの研究チームが、症状を入力するだけで、患者数が少ない「希少・難治性疾患」の情報を検索できるサービスをインターネット上に公開しました。AIを活用し、疑われる病名と対応可能な医療機関を一覧で表示するのが特徴です。患者の早期治療につなげるのが狙いで、利用は無料。
サービス名は「Rare Disease―Finder」。検索できるのは国が指定する難病を含めて約1万に上ります。利用者が「日中に眠くなる」や「歩きにくい」といった症状を複数入力すると、システム内で信頼性の高い医学論文を学習したAIが医学用語に変換。その上で、データベースから該当疾患が順位付けされて表示されるようにしました。
難病と呼ばれる希少・難治性疾患は、疾患ごとの患者数は少ない一方で疾患数は1万以上と非常に多く、患者数は世界のどの地域や集団でも人口の6〜8%に上るといわれています。しかし専門医の数も少なく、多くの患者は、自身の病名もわからないままに非常に長い期間苦しみ、早期に専門医の診察を受けられないことが大きな課題です。また、診断がついても治療法が確立していない疾患が大多数で、詳細な疾患関連情報を収集することも困難で、治療法の開発や創薬を通じた患者の救済も進んでいません。
2024年3月17日(日)
サービス名は「Rare Disease―Finder」。検索できるのは国が指定する難病を含めて約1万に上ります。利用者が「日中に眠くなる」や「歩きにくい」といった症状を複数入力すると、システム内で信頼性の高い医学論文を学習したAIが医学用語に変換。その上で、データベースから該当疾患が順位付けされて表示されるようにしました。
難病と呼ばれる希少・難治性疾患は、疾患ごとの患者数は少ない一方で疾患数は1万以上と非常に多く、患者数は世界のどの地域や集団でも人口の6〜8%に上るといわれています。しかし専門医の数も少なく、多くの患者は、自身の病名もわからないままに非常に長い期間苦しみ、早期に専門医の診察を受けられないことが大きな課題です。また、診断がついても治療法が確立していない疾患が大多数で、詳細な疾患関連情報を収集することも困難で、治療法の開発や創薬を通じた患者の救済も進んでいません。
2024年3月17日(日)
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