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■第一三共、抗がん剤の適応拡大 アメリカ当局の承認取得 [健康ダイジェスト]

 第一三共は8日、がん治療薬「エンハーツ」について、複数の固形がんの治療にも使えるようアメリカ食品医薬品局(FDA)から承認を取得したと発表しました。これまで乳がんと肺がん、胃がんのみに使用できましたが、より多くの種類のがんに使えるようになります。
 がん細胞の目印となるタンパク質「HER2」が陽性のタイプのがん患者が対象で、治療後に転移や再発をし、他の治療手段がない患者に投与します。胆道がんやぼうこうがん、子宮頸(けい)がん、卵巣がん、膵臓(すいぞう)がんなど種類を問わず、固形がんで使えます。
 日本での複数の固形がんへの適応拡大申請は、未定としています。エンハーツは標的に結合する抗体とがん細胞を攻撃する薬剤を組み合わせた「抗体薬物複合体(ADC)」の技術を使い、効き目を高くした第一三共の主力品です。2023年度の売り上げは、日本を含む世界で3839億円と見込んでいます。

 2024年4月8日(月)

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