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■新型コロナ新派生型「BA・2・86系統」を初確認 東京都が警戒呼び掛け [健康ダイジェスト]

 東京都は7日、新型コロナウイルスのオミクロン型の新たな派生型「BA・2・86」系統を1例確認したと発表しました。都によると、海外では南アメリカやデンマーク、アメリカなどで計42件(6日時点)の報告があるものの、国内では初めて。
 病原性や感染力は不明といいます。患者は軽症で、海外渡航歴はありません。
 国立感染症研究所の斎藤智也感染症危機管理研究センター長によると、ウイルスが細胞に侵入するためのタンパク質に多数の変異が見付かっています。
 免疫を逃れる性質は、現在主流の「XBB」系統よりも強いか同程度だと考えられているといいます。「感染者や重症者の動向を注視し、流行に応じた感染対策をしてほしい」と語りました。
 「XBB」系統と「BA・2・86」」系統の差について、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎特任教授は、「デルタ型とオミクロン型くらいの違いがあり、BA・2・86は免疫をすり抜ける力が高い可能性がある」と指摘します。
 国内では、9月20日に秋接種が始まります。使われるワクチンは「XBB・1・5」系統に対応しますが、「もしBA・2・86が今後広がれば、秋接種のワクチンがあまり効かない可能性はある」と警戒します。
 ただ、重症化の予防効果は期待できるといい、「まずは現在の流行を抑えるためにも、ワクチン接種を検討してほしい」と呼び掛けています。

 2023年9月8日(金)

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■東京都の新型コロナ患者、1医療機関当たり17・01人 5類移行後で最多を更新 [健康ダイジェスト]

 東京都は7日、8月28日~9月3日の直近1週間の新型コロナウイルスの定点医療機関当たりの患者報告数を17・01人と発表しました。前の週の14・53人からおよそ1・17倍に増加し、新型コロナの感染症法上の5類移行後、最多を更新しました。
 5類移行後初の公表となった5月8~14日分の患者報告数は、2・4人でした。その後じわりと増加を続け、7月末には10人を超えていました。
 東京都が感染状況の分析を依頼する専門家は、「すべての年代で前週より増加している。重症化リスクの高い高齢者などの感染拡大を警戒する必要がある」とコメントしました。
 一方、「入院患者数」や「外来の逼迫(ひっぱく)状況」など4項目について、都は国に準じて感染拡大の注意喚起を促す目安を示しています。7日時点でこの目安を超えたのは「入院患者数」の2782人(目安は2230人以上)と「確保病床使用率」の50・4%(目安は50%超)。都の担当者は、「目安は超えたものの、確保病床以外の幅広い医療機関での入院受け入れは進んでいるが、それに伴う一般医療への影響が危惧される」としています。

 2023年9月8日(金)

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■新型コロナ定点感染者10万人超、5類移行後で初 前週比1・07倍 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は8日、全国約5000の定点医療機関から8月28日~9月3日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数は計10万1289人に上り、1医療機関当たり20・50人だったと発表しました。前週比は1・07倍で、3週連続の増加。報告感染者数10万人超、1医療機関当たり20人超はいずれも、法的な位置付けが5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行して以降初めて。
 厚労省が明らかにしている5類移行前の参考値と比べると、流行「第8波」だった1月前半ごろの感染者数と同じ水準となります。お盆期間後も増加しており、厚労省の担当者は「基本的な感染対策を続けてほしい」と呼び掛けました。
 都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が多いのは岩手県35・24人、宮城県32・54人、秋田県30・61人。少ないのは沖縄県11・80人、福井県12・67人、兵庫県14・19人。37都道府県で増えました。
 全国の新たな入院者数は1万2842人で、前週比0・92倍でした。

 2023年9月8日(金)

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