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■新型コロナワクチン接種、来年度からは高齢者などに年1回で調整 [健康ダイジェスト]

 来年度からの新型コロナウイルスのワクチン接種について、厚生労働省は65歳以上の高齢者や重症化リスクのある人を対象に、年に1回、秋から冬の間に行う方向で調整していることがわかりました。今後、専門家などの意見を踏まえ最終的に決定することにしています。
 新型コロナワクチンの接種については、「まん延予防上緊急の必要がある」として接種費用を全額公費で負担する「特例臨時接種」で行われ、今年5月に感染症法上の位置付けが5類に変更された後も、無料での接種が続けられています。
 一方、「特例臨時接種」は来年3月末が期限となっていて、厚労省は来年度以降の接種の対象者や費用負担の在り方などについて検討を進めています。
 こうした中、厚労省が、来年度以降の接種について、年に1回、秋から冬の間に行う方向で調整していることがわかりました。
 接種を受ける対象者については、65歳以上の高齢者など重症化リスクの高い人とする方向で検討しており、今後、専門家などからの意見を聞いた上で決定することにしています。
 また、接種の費用負担の在り方についても、季節性インフルエンザなどと同様に一部自己負担となるケースもある「定期接種」に変更するかどうかなどについて今後検討を進め、今年中にも最終的な方針を取りまとめることにしています。

 2023年9月10日(日)

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■立ったまま撮影できるCT公開、疾患見付けやすく 愛知県の藤田医科大学病院で導入、国内臨床で初 [健康ダイジェスト]

 愛知県豊明市の藤田医科大学病院は9日、立ったまま撮影できる「立位CT(コンピューター断層撮影)」を報道陣に公開しました。今年5月に運用を始め、臨床現場では国内初の導入。
 内臓や脂肪、血管の位置などは重力の影響で変動するため、寝台に仰向け寝る従来のCTではわからなかった、患者が立った時に症状が出る痛みなどの原因の特定につながることが期待されています。
 患者が装置の中央に立つと、筒状の部分が上下に動いて体内の画像を撮影します。座ったままで、頭や首の内部の撮影も可能。運用開始以降、膝関節などの運動器や呼吸器、消化器など幅広い分野の診断に用いられています。キヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)が慶応大学と共同開発しました。
 現在は、副作用による転倒の可能性を考え、造影剤を用いた撮影はしていません。大野良治教授(放射線診断学)は、「気を失っても転倒しないような独自の装具を数年以内に開発し、立位CTを世界に普及させていきたい」と話しました。

 2023年9月10日(日)

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■宿泊施設でレジオネラ属菌を検出、宮崎市が1年超指導せず 職員が報告を見落とし [健康ダイジェスト]

 宮崎市は、1年余り前に市内の宿泊施設の浴槽から国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたという報告を受けたものの、消毒などを指導せず、再び基準の10倍以上の菌が検出されたとして謝罪しました。
 これまでに健康被害は確認されていないということです。
 これは、宮崎市が9日会見を開いて明らかにしました。
 市によりますと昨年7月29日、保健衛生課の職員が市内の観光地、青島にある「AOSHIMA SUIKOEN」から、浴槽の水質検査で国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたという報告をファックスで受け取った際に見落とし、消毒などを指導していなかったということです。
 その後、今年8月28日になって別の職員が2022年度分の報告書を確認していた際、見落としに気付いたのを切っ掛けに、宿泊施設に浴場の使用停止を依頼して立ち入り調査を実施し、水質検査の結果、男湯と女湯の浴槽などから基準の10倍から13倍のレジオネラ属菌が検出されました。
 宿泊施設側は最初に問題がわかって以降、浴槽などを消毒したものの、再検査は行っていなかったということです。
 毎月、平均で延べ800人から1000人の宿泊者がいましたが、これまでに健康被害は確認されていないということです。
 宿泊施設では現在、市の要請や指導に基づいて大浴場の利用を停止して浴槽や配管の洗浄などを行っています。
 宮崎市健康管理部の袈裟丸未央部長は会見で、「市民の皆様に不安と心配をおかけして大変申し訳ありません」と謝罪しました。市は報告書を担当者以外にも確認させるなどの再発防止策をとるといいます。

 2023年9月10日(日)

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