SSブログ

■厚労省、モデルナの「XBB」対応コロナワクチン承認 20日から始まる秋接種で使用 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は12日、新型コロナウイルスのオミクロン型の亜系統「XBB」に対応するアメリカのモデルナ社製のワクチンを承認したと発表しました。すでに承認されている生後6カ月以上が対象のアメリカのファイザー社製のワクチンとともに、全世代を対象に20日から始まる無料の秋接種で使われます。同社は25日の週から各自治体に配送を始めます。
 モデルナ社製のXBB対応ワクチンの対象年齢は6歳以上。追加接種用で、前回の接種から少なくとも3カ月空ける必要があります。同社は、XBB対応ワクチンについて、現在流行している「EG・5・1」系統や、東京都で9月に初めて確認された「BA・2・86」系統に対して細胞への感染を防ぐ力を示す「中和活性」を確認したと発表しています。
 20日からの接種は6カ月以上の全世代が対象ですが、予防接種法上の「努力義務」や「接種勧奨」は高齢者や基礎疾患のある人に限られます。費用は引き続き全額公費負担となります。
 国産では、第一三共がXBB対応ワクチンの承認を申請しています。

 2023年9月13日(木)

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■中国、豚体内で「人の腎臓」の培養に成功 世界初、提供臓器の不足緩和に希望 [健康ダイジェスト]

 アメリカで発行される国際学術誌「セル・ステム・セル」は7日、豚体内で人由来の中期腎臓の培養に成功したことを紹介する中国の科学研究チームによる論文を掲載しました。人とは異なる動物の体内で人由来の機能する臓器が培養されたことが報告されたのは、世界で初めてです。
 中国科学院広州生物医薬および健康研究院の頼良学研究員は同件について、「提供臓器の深刻な不足によって臨床上の臓器移植の広範な応用が制限されている。幹細胞に基づく器官の異種動物の体内での培養は将来、この問題を解決する理想的な道になる可能性がある」と説明しました。
 頼研究員はさらに、「この方法で得られる人由来の臓器は、より包括的な細胞タイプやより完全な臓器の構造と機能を有するだけでなく、使用した細胞は患者自身のものなので、異種動物の臓器または別人の臓器の移植で生じる免疫上の拒否反応などの問題を有効に回避することができる」と説明しました。
 これまでは、人由来の細胞を用いた異種動物の体内での臓器培養には技術上の多くの障害があり、豚の体内で人の臓器を培養する構想は成功していませんでした。
 今回の研究は、分化の潜在力が高く、強い競争力と抗アポトーシス能力を持つ新たなiPS細胞(人工多能性幹細胞)を利用して、最適化された胚補償技術体系と結び合わせることで、腎臓の欠陥を持つ豚の体内で人由来の腎臓の培養を実現したものです。
 中国の科学研究チームは、人由来の細胞を豚の胚に注射し、その胚を代理母豚に移植しました。その過程で使用された豚の胚は遺伝子操作により、腎臓の発育に必要な遺伝子が欠落していたので、移植された人細胞の増殖の余地が出現していました。
 研究者によると、この成果によって、幹細胞と胚補償技術に基づいて、異なる種の動物体内で機能を有する人由来の実質臓器を培養することが可能と初めて証明され、動物を利用して臓器の異種動物体内での培養の実現に向け、重要な第一歩を踏み出したことから、人から提供される臓器の深刻な不足問題の解決にとって重要な意義を持つものとのことです。

 2023年9月13日(水)

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■ピーナツが原料のジーマーミ豆腐でアレルギー反応、観光客の搬送増加 沖縄県が注意呼び掛け [健康ダイジェスト]

 沖縄の伝統的な食品で、ピーナツが主な原料の「ジーマーミ豆腐」を食べた観光客などがアレルギー反応を起こして救急搬送されるケースが相次いでいるとして、沖縄県が注意を呼び掛けています。
 沖縄県などによりますと、県内を訪れた観光客などが「ジーマーミ豆腐」の主な原料がピーナツだと知らずに食べてアレルギー反応を起こし、病院に救急搬送されるケースが、この夏から相次いでいるということです。
 これを受けて県や観光団体は、9月8日に沖縄観光コンベンションビューローを通じて注意喚起を行いました。
 具体的には観光客向けの情報を集めたホームページ「おきなわ物語」で、ジーマーミが沖縄の言葉でピーナツを指すことを紹介し、「豆腐」とあるものの大豆やにがりは使用しておらず、ピーナツのしぼり汁に芋クズのデンプンなどを加えて作るため、商品名からは含有成分を想像できない人も多いとみられ、食べる際には十分な注意が必要だとしています。
 また、飲食店などに対しては、「メニューや店内での掲示でピーナツが原料であることを案内したり、注文を受ける際も確認したりしてほしい」と注意喚起を促しています。
 アレルギーに詳しい沖縄市の中頭(なかがみ)病院の宮城俊雅医師は、「ピーナツを食べて重いアレルギー反応を起こし搬送されるケースは沖縄は全国に比べて多い。呼吸状態が悪くなったり血圧が下がったりして命にかかわる可能性がある。事業者側は慎重に提供し、アレルギーのある人や家族も注文する際に注意してほしい」と話しています。
 沖縄観光コンベンションビューローによると、特に小さな子供の事例が増えているといいます。離島で発症した場合は、沖縄本島への救急搬送が必要となる事例もあります。

 2023年9月13日(水)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■東京都医師会、新型コロナは「第9波に入っている」 感染対策の実施を呼び掛け [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの患者数の増加傾向が続いていることを踏まえ、東京都医師会の尾崎治夫会長は記者会見で、「第9波に入っている」として、場面に応じたマスクの着用やワクチンの接種など、基本的な感染対策の実施を呼び掛けました。
 この中で東京都医師会の尾崎会長は都内では感染者の増加傾向が続き医療がひっ迫しているとして、「5類への移行でもう終わったように思っている人もいるが、今は都内だけで毎日、新たに1万5000人ほどが感染しているような状況だ。第9波に入っており、2万人超だった第8波(昨年末~今年初め)のピークに近付きつつある」と述べました。
 そして、「重症化する人は減っており、以前のように規制をかける必要はないが、コロナとの闘いはまだまだ続いている」とした上で、「新たな変異型にも効果があるとされるワクチンの接種が来週20日から始まるので、できるだけ接種してほしい」と述べ、基本的な感染対策の実施を呼び掛けました。

 2023年9月13日(水)

nice!(4)  コメント(1) 
共通テーマ:健康